2014年08月17日

ETC車載器取り付け(2)〜ミラジーノに取り付け

 何年ぶりでしょうか。久しぶりのETC車載器取り付けをしました。普通車からマイクロバスまで数台の取り付けをしましたが、今回は初めての軽自動車(L700S)、そして中古の車載器の取り付けです。(自分の車間での載せ替えはしたことがあります。)
 中古で面倒だと思ったのは、ブラケットの両面テープ剥がしでした。アンテナ兼用のスピーカーからも剥がす必要があります。

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 ただの両面テープではなく、凸凹に対応する厚みのあるタイプで、しかも中の層がスポンジ状の素材でできているので、きれいに剥がれません。

 切手・印紙はがし液(商品名:はがしっこ 販売:丸善)というものを染みこませて、粘着部の粘着力を弱めてからカッターできれいに剥がし取りました。
 ほぼきれいに剥がし切りました。また、前の車から剥がし取るときにできたと思われるブラケットが歪みも直しました。

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 スピーカー裏の両面テープも同様にして剥がします。(ここでちょっと「あれっ」と思うことがありました。スピーカーには、ETC使用可を知らせる青いランプがあるはずなのに見当たりません。まあ、仕方ないと思いました。)

 さて、取り付けと同時に行わなければならないのがセットアップですが、考えて見たらセットアップにはハードウェアの番号が必要です。ブラケットがくっついているのでよく見えません。隙間から覗いて、ようやく見えました。

etc_setting03.jpg


 Serial No.695896という数字見えます。これで登録も問題ない…とその時は思いました。

 パーツを買う必要もあったので、近くのイエロー・ハットへ。店員に尋ねてみると、中古で番号等が見えないときには、客に用紙に必要事項を記入してもらうのだとか。ところが、用紙を見てびっくり。先ほどのシリアルナンバーよりもはるかに桁数が多いですし、4桁の機種番号も入れるようになっています。パナソニックの機種名とは違うものです。
 しかたなく、ブラケットをぐにゃっと曲げで確認をしました。
 4桁の「型式登録番号」と、5桁−8桁−6桁の「車載器管理番号」が分かったので、用紙に記入します。もちろん、車の情報や車の所有者の情報も。

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(HDR撮影なので、色がちょっと変。)


 その場ですぐにセットアップをしてもらっても良かったのですが、車両に取り付けた状態の方が店としても手間がかからず喜ぶらしいという話もあり、また、そもそもこの車載器は中古品で正常に機能するのかどうかも分からず、セットアップ後に問題が見つかると料金が無駄になってしまうので、自宅に帰りました。

 まず、車載器本体の取り付けです。今回の車両(ミラジーノ L700s)では、運転席右前にちょうどいいポケットがあるのでそこに取り付けることにしました。奥に穴を開けるのですが、このポケットは取り外しができないので、ケーブルを通す穴を手前からドリルで開ける必要があります。ポケットは車載器がすっぽり入る深さがありますので、ロングタイプのドリルを購入しました。
 中古ミラジーノを専門に扱っているさくらオートという店では、1箇所に細長い穴を開けていますが、私はアンテナケーブルと電源ケーブルのコネクターの真後ろに2つ穴を開けることにしました。

 ポケットに車載器を置いて、おおよその穴を開ける位置を確認します。

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 左側にはスピーカー&アンテナのケーブルのコネクターのサイズの四角い穴を、右には、電源系統のケーブルの途中にあるガラス管ヒューズが通る丸い穴を開けました。できるだけぎぎりぎりのサイズにしたつもりですが、それぞれきれいな四角形・円形には開けられませんでした。まあ、見えなくなるところですから全く構いませんが…。(無意識に前述のさくらオートの仕事ぶりを意識したのかも。(笑))

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 四角い穴の位置がちょっと低すぎました。取り付け後によく見ると見えてしまいます。まあ、覗く人もいないでしょうが。(笑)

 スピーカーをウインドシールドのルームミラー前の位置に貼り付けます。ケーブルはお決まりのルートでダッシュボード内まで引きます。ケーブルがかなり長いのでピラー内で何度か折り返しておきました。

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 さて電源ケーブルです。いつもならばオーディオ裏から、+BとACCを引くのですが、いじったことのない車である上に、軽自動車はとにかく「狭い!」ので作業はできるだけ簡略化することにしました。それで今までやったことは滅多にないのですが、+BとACCとも運転席前のヒューズボックスから分岐することにしました。
 ACCは問題ないのですが、+Bをどこから取るか…。キーを回さなくても電流が流れるヒューズを探す必要があります。電流は小さいので、車両の他の機器との共有でも問題はないと思われます。

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 最初に考えたのは、左上のTAIL 10Aです。キーを回さなくてもテールランプは点灯させられる、と思ったのですが、勘違いでした。スモールのスイッチを回さないと点灯しません。考えてみればごもっとも。これで購入した10A用の電源取り出しパーツが無駄になりました。(笑)
 次に考えたのが、右下のDOORLOCK 15Aです。ビンゴでした。今考えると、これだってスイッチがあるのにどうしてでしょう。(10Aのニューズ取り出しパーツでも使えそうでしたが、標準の15Aを買いに再び、イエロー・ハットへ。)

 とにかく、ACCとDOORLOCK用のヒューズ位置から電源を取ることにしました。

etc_setting10.jpg
(実際にはこの写真のようにヒューズを直視はできません。カメラを狭いところに入れて撮影しました。)


 電源取りだしパーツの出っ張り(端子)のために、ボックスのカバーができるか心配でしたが、ちゃんと取り付けられました。

 ボディアースは、ヒューズボックスの右に穴の空いたところがあったのでボルトで固定しました。(上の写真にわずかに黒いケーブルが写っています。この左の方向です。)

 本体の固定です。過日購入した3Mの「超強力」両面テープを使うことにしました。

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 ところがこれが「全く貼り付かない」のです。高かったのに…。結局使ったのは、ダイソーの100円の両面テープでした。

 さあ、固定です。

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 収まりました。カードを認識すると、下のランプの内、左側の青色が点灯します。エラー時は右がオレンジ色に点灯します。

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 「盗難防止のため、カードがすっぽり収まる」はずでしたが、カードの一部が白い線になって見えます。ここを黒く塗っておけば、カードの存在が分からないかも知れません。

 スピーカーからは、カードの有効期限を知らせるメッセージが流れました。

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(この写真は拡大表示しません。)


 見れば青いランプが点灯しています。消灯時には全くその存在に気づきませんでした。

 ようやく取り付け完了です。ただし、現状では他人の車の情報が入っています。
 イエロー・ハットへ再び行って、セットアップをしてもらいました。「20〜30分かかる」と言われていましたが、本当に30分近くかかりました。

 普通のETCゲートだと動作不良で停止した場合に追突されるかも知れないので、スマートインターから、完全一時停止をして入ってみました。出るときは別の通常のインターチェンジから走行しながら出ましたが問題なし。

 セットアップ証明書です。

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 考えて見れば、他の車の証明書なんて1つも残っていません。多分、ETC付きの中古車なんてそうなっちゃいますよね。

 さて、今日の車載器取り付けには、予想よりもはるかに時間がかかってしまいました。原因は、
1 中古のため元の両面テープを剥がす必要があったこと。
2 軽自動車で狭いので、作業が困難。
3 電源を取り出すヒューズ箇所を間違えて、部品を買い直す必要があったこと。
というところでしょうか。

 ふと他の車(大分古い)を見るとアンテナの大きさに驚かされます。

etc_setting16.jpg


 今回のアンテナはスピーカー内蔵で500円硬貨くらいのサイズしかありません。

 とにかく、無事ETC車載器の取り付け完了。めでたし、めでたし。


posted by kewpie at 19:20| Comment(0) | TrackBack(0) |
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