
amazonでのレビューはおおむね良好ですが、「取り付けにくい」という声がいくつか見られます。
この製品はLEDのシーリングライトで一般的な、引掛シーリング/ローゼットにはめ込む構造になっているので基本的には取り付けは楽なはずなのですが、取り付け時に結合部分が見えないのです。
そのため、レビューには
通常のLEDシーリングライトの取り付けのような直径7センチ程度のアダプタ設置から始まる作業とは異なり、直径15センチの本体が角形引掛シーリングを大きく隠してしまうため、ツメとアナの位置関係を確認しづらく、設置しづらかったです。
我が家では天井高2.5mの位置にある角型引掛シーリングの「かん合穴」と製品の「引掛金具」の位置を合わせるのに一苦労(偶然合うのを期待するしかないのだ!)
説明書を読んで、脚立を用意して、すでに付いている照明を外して、本製品を取り付けるまで、約15分。
苦労したのは、取り付け基部が見えないので、うまくはめられなかった点くらい。
シーリングに挿入出来ず。両手を挙げて約30分取り付けを試みたが受け側(天井側)のシーリングの一部破壊(プラスチックが一部欠ける)して取り付けを断念。 本体の陰に隠れて接合部が見えず、うまく雄雌を合わせられず。 取り付けるための位置決めの印があれば、助かるのでは? 使いたいが、まだ使えず。 良い方法を教えてください。
といった声が書かれています。
確かに、接合部を見ないではめ込むのは大変そうです。


そこで治具…というほどのこともない、1枚の紙を用意することにしました。

(この写真には入っていませんが、赤線のように金具を通る角度・位置で直線を引いておきます。)

いろいろなタイプの引掛シーリングが使えますが、中央の穴を開けるのに長方形が楽なので角形を使いました。
資格のある人に今までの蛍光灯器具を外し、引掛シーリングを取り付けてもらいます。

一方シーリングライトには、中心部を通る線を引きます。

もちろん直接書き込むわけではありません。私の場合は、セロファンテープに油性ペンで線を引き、それを貼り付けました。(貼り付けてから線を引くと、間違えてはみ出すと困るので、テープに線を引いてから、カットして貼り付けです。)
貼り付ける方向は大切です。実は裏側が基準です。
中心部を通り、かつ、2つの金具を通る方向になるようにします。

これによって、表からでも、どの角度(中心部からの方向)に金具があるかが分かります。

さて、取り付けです。でも、肝心な場面の写真を撮影し忘れましたので、文字での説明です。
治具をピンで固定します。
シーリングライトを治具の円に合わせてゆっくりと天井に接近させ、位置を決めます。
次に、シーリングライト上の直線と、治具に描いた直線(下の写真でわずかに青い線が見えます。治具を紹介した写真には、赤い線で示しました。)が合うように角度を調整します。
そして、はめ込みます。当然のことながら、金具はぴっちりとはめ込まれ、がたつき・遊びはありません。できれば、天井に固定されていない状態で、角形(丸形)シーリングをはめ込みの手応えを覚えておくと楽です。
最後に、くるっと回せば終わりです。この間、わずか10秒でした!

あとは治具を取り外す(固定用のピンを取って、紙を引きちぎる)ことで作業完了です。
狭い廊下ですので、明るさは十分です。
この方法により、準備にはやや手間取りましたが、いらついたり器具を壊したりすることがありません。
実は私の場合は、ちょっと有利なことがありました。角形引掛シーリングの厚みの分だけ、シーリングライト本体が天井から離れるので、脚立に乗って真横から結合部を覗くことができたのです。
このシーリングライトは、機能は多くありません。スイッチをONにしてあ場合の点灯状態は
1 常時点灯
2 センサーで点灯、90秒後に自動消灯
の2種類しかありません。
アイリスオーヤマさんへの希望は、
1 治具(紙1枚で済む)を付属させ、本体には角度を示すテープを貼っておく。
2 自動消灯の時間を可変(連続可変でなくてもいい)にする。
の2点です。
同じような型番のSCL4L-MSというのがあり、光の色(電球食)と明るさ(ちょっと暗い)が違います。
私は、明るさを重視し、昼光色の製品を選びました。
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追記(2018/05/27)
後継機種にはガイドシート(取り付け補助用紙)が付属していました。
→LEDシーリングライトの取り付けが改善されていました