2014年10月05日

「チャールダーシュ」と「ハンガリー舞曲」

 昨夜たまたまEテレで、番組終盤の「ららら♪クラシック」の放送を目(+耳)にしたのですが、その際に「ハンガリー舞曲」がテーマだったのですが、「チャールダーシュ」という言葉が字幕に現れたのを見て、音楽素人の私は興味を持って、演奏を聴いてみました。

lalala01.jpg


 「チャールダーシュ」と聞くと私が思いつくのはモンティの「チャールダーシュ」で、初めて耳にしたのは高嶋ちさ子の演奏でした。

 元々ハンガリー音楽ジャンルの1つの一般的名称だということはしっていたのですが、ブラームスの「ハンガリー舞曲」がチャールダーシュを取り入れていたというのを知って、「なるほど」と思いました。たしかに、「ハンガリー舞曲」緩急の変化の面白さが特徴的です。
 チャプリンの「独裁者」でもそれを利用してユーモラスな場面で使われます。


(右下のYouTubeのアイコンをクリックしてください。)

 番組の終わりの演奏だけだったので解説は聞けませんでしたが、「ららら♪クラシック」のサイトの解説を読むと、興味深いエピソードが書かれていました。

こうして生まれたのが、21曲からなるピアノ連弾の曲集「ハンガリー舞曲集」でした。発表後は、ブラームスに自分の曲を使われたチャールダーシュの作曲家たちからクレームがつけられましたが、彼はこの曲集を自分の「作曲」ではなく、「編曲」と表記していたため咎められずに済みました。こうして、ブラームス選りすぐりのチャールダーシュを集めた「ハンガリー舞曲集」は、今では彼の代表曲のひとつとして世界中で愛されるようになったのです。


 なるほど。よく考えたものです。

 連弾の演奏も見事でした。わたしはそもそもこれが連弾用に「編曲」されたものだとは知らなかったのですが、「NHKのサイトでは、期間限定で演奏が見られる(聞ける)」というような表示が画面に出たので、すぐに
番組サイトを開いてみたしだいです。

 そして、演奏も保存させてもらいました。

lalala02.jpg


 その後は、mp4ファイルに変換してiTunesへ。

 アーカイブのページに過去の演奏も置いてあるといいのですが、ありませんでした。
 これが「期間限定」の意味ですね。次の回が放送されると、前回の演奏は削除されてしまうわけです。残念! 十分に理解もできますが。

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 おまけ。
 何とポールもーリアのハンガリー舞曲がありました。


(右下のYouTubeのアイコンをクリックしてください。)

 ちょっと安っぽく聞こえます。

posted by kewpie at 07:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽
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