「ベネッセには特に関係はないはずだけど…」と思いつつ、開封。
何枚か文書が入っていて、タイトルの一つが「お客様情報漏洩に関するお詫びとご報告」となっていて、思い出しました。例の事件のことですね。
この「お客様情報漏洩に関するお詫びとご報告」には、
今後、全社をあげて被害の拡大防止に努めるとともに、警察への協力および公的機関との連携によりお客様情報の拡散防止に取り組むことをお約束いたします。
と書かれています。「拡散防止に取り組むことをお約束」と言うのは簡単でしょうが、果たして「拡散防止」は可能なのでしょうか。いや、その可能性があるのでしょうか。
当該の子ども(と言ってもすでに成人ですが)のこれから何年もの間、利用され続け、DMが来るくらいならばまだしも、電話などによる勧誘などに使われる可能性があると思うと、私もですが、最も本人が不安になるのではないでしょうか。その不安や金銭的被害の可能性は計り知れません。
「お詫びの品」は全国共通図書カード500円分(A)または(財)ベネッセこども基金へのご寄付(B)の選択となっています。(よく見ると、Aは図書カードだけでなく、楽天EdyやAmazonギフトカード、nanacoも選択が可能です。)
巷で予想されていた最低の金額ですね。流出内容や対象の年齢からして、かなり値切っていると思います。「お詫びの品」であって、被害補償とは別…なんていうことはありませんよね。将来、有形・無形の被害を私の子どもが受けても、そもそも証明が困難でしょうから、「被害補償」はないことになるでしょう。
WEBで検索をしたら、多くのブログで類似のことがすでに書かれてましたが、いずれも7月段階での「報告」「お詫び」に限ったもののようです。「お詫びの品」について触れているページはまだ少ないようです。
さて、「お詫びの品」について全国のみなさんはどう受け止めるのでしょうか。
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腹立たしいというよりも、不安感があります。
そんなことをいいつつ、上の文面の引用部分の入力には、Dragon Dictationを使ってみました。
ぶっつけ本番で読んだので、途中でつっかえたり読み違いがありましたので、認識は以下の通りでした。
今後全社を挙げて日開野(拡大防止に努めるとともに警察の協力及び公的機関との連携によりお客様情報の拡散防止に取り組むことをお約束いたします。
そして、こちらが本来の内容です。(上の方に引用したのと同じです。)
今後、全社をあげて被害の拡大防止に努めるとともに、警察への協力および公的機関との連携によりお客様情報の拡散防止に取り組むことをお約束いたします。
句点は「まる」と読みましたが、読点は「てん」と言わなかった(漢字に変換されるのを恐れた)ので一つも入っていませんから、仕方ありません。漢字かひらがなかも、決め手がないので仕方ありませんね。
明らかな誤変換は「日開野(」ですが、ここでつっかえました。
やはりなかなかの認識精度だと思います。
今回はブログに使うためにちょっと工夫をしました。私のiPhoneはメイン機ではありませんので、メールの送受信は通常やりませんし、やりたくありません。ただ、認識した文字列をパソコンやF-01Fに送るための適当な方法がありませんでした。
そこで、直前にiPhone4S専用のメールアドレスを一つ取得してパソコンに送信した次第です。もちろんうまくできました。
こっちの方は、めでたしめでたしです。