写真でうまく撮れないのですが、この紙パックは断面が長方形でなく、何か膨らんでいるというか、潰れているような状態でした。
例えてみれば、中身が傷んで膨張しているようなイメージですが、ぱんぱんに膨らんでいるということではありません。もちろん、自販機から購入したばかりの、日付の新しいものです。
この角度だと分かりやすいでしょうか。意図的に「角(かど)」を作らず、断面が長方形でなくて、8角形のような、円に近い形にしてあります。
この手の紙容器は、うっかりすると側面を強く押して中身が吹き出ることがあるのでそれを防止するためでしょうか。逆に「角」がなくなって、どこを強く押さえても吹き出る可能性が増えるかも知れません。(さすがに試す気にはなりませんでした。)
調べてみました。
「サンキスト 100% 9種類のくだもの野菜」で検索。・・・Sunkistブランドは国内では森永によって販売されていることが分かりました。ただ、当該サイトでは容器に関しての説明はありません。
テトラパックという懐かしい名前のサイトがあり、ここで今回の容器について記述していました。
「テトラ・プリズマ・アセプティック」という名称で作られ、販売されているようです。
「メリット」として、次のことが挙げられています。
陳列棚で目立つプリズム形状
手にしっくり収まる握りやすさと、開けやすく注ぎやすい機能性
8面体の形状とメタリック加工の印刷オプションが、ブランドを多彩に演出
再生可能な資源を多く活用し、リサイクル可能な原紙を使用。配送・保管時も冷蔵が不要です。
容量は125mlから1000mlまであります。
うーん。物珍しさは感じますが、それほど実用的なメリットはないように思われます。それがあまり普及していない理由でしょう。
この容器の名称「テトラ」は容器のメーカー名、「プリズマ」は多分、「プリズム」から来た言葉でしょう。
「アセプティック」はasepticで「無菌の;免毒性の,防腐性の」という形容詞ですが、「殺菌処理パック入り牛乳」という一般名詞として定着しているようです。(goo辞書)