見始めてしばらくして、この話がニッカウヰスキーの竹鶴夫妻の実話に基づいていることを知り、2009年夏にニッカウヰスキーの宮城峡蒸溜所を訪問・見学したときのことを思い出しました。

私は下戸なのでウイスキーはおろかビールを飲むこともないのですが、どんなところでどんな風にウイスキーが作られるのか興味があったからです。
きれいに整った環境で作られているのに感銘しました。すぐ近くに新川(ニッカワ)川が流れていましたが、これはNIKKAの名称とは関係ないそうです。
マッサンで思い出すことがもう一つあります。
かつて職場に1年ほどいたケレン・トムリンソン Kelen Tomlinsonという女性のことです。エジンバラ大学の卒業とのことで、スコットランドのことを誇り高く語っていました。過日のスコットランド独立投票の際には、彼女のその誇りを思い出しました。実は、マッサンの妻役のシャーロット・ケイト・フォックスさんが髪の色とかほっそりとした色白の顔、話し方がとてもよく似ていて(顔つきは別)、「ひょっとして彼女もスコッチ?」と思いましたが、アメリカ人でした。(ご先祖はどちらか分かりませんが。)

職場の近くに住んでいたので、歩いて通勤をしていましたが、「雨の日はたいへんですね」というと、「雨もいい。毎日空を見上げて神様に感謝しながら、来ます」と語っていました。シャーロット・ケイト・フォックスさんの目も日本人ほどの「黒目」ではありませんが、ケレンさんは灰色というか水色みたいな瞳で、いつも眩しそうでしたから、ひょっとして雨の日は本当に嬉しかったのかも知れません。
机の一番引き出しを締めるときに何と足で閉めていたので、同僚の人たちが驚いていましたが、「問題ない」というようなことを言っていました。「熱が出たときには、冷やすのが普通」ともいい、自分たちが合理的で、日本人は合理的でないことが多い、不思議だ、と言っていました。
一度我が家に招待して、天ぷらを差し上げましたが、「おいしいけど、
イギリスに帰り、結婚したということだけは知っていますが、さて、元気に過ごしているのでしょうか。
残念ながら、彼女写真は1枚もありません。
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