サティの「あなたが欲しい」という曲であることが分かりました。
フランス語だとJe te veux(ジュ・トゥ・ヴー)で、
日本語では「お前が欲しい」「あなたが大好き」など様々に訳されるが、原題のまま「ジュ・トゥ・ヴー」と呼ばれることも多いとのことです。
私が知っているのは「ジムノペディ No.1 」ですが、これを含めたメドレーです。
夕べの放送は、テーマを絞った3作曲家・3曲をまとめた構成ですが、過去には「あなたが欲しい」1曲だけ、サティだけの放送もやっています。
そのときの解説です。
変わり者からの恋文1900年パリで熱烈な愛の歌「あなたが欲しい」を作曲したエリック・サティー
個性派ぞろいの芸術家たちのなかでも特に「変人」と呼ばれた彼の恋愛は、意外にも純情そのものでした
知られざるサティーの素顔に迫ります!
あなたが欲しい
@変人の中の変人
1900年パリ万博の年に生まれた名曲「あなたが欲しい」。作曲者のエリック・サティーは個性派ぞろいの芸術家たちの中でも、ひときわ変人として知られていました。音楽はシンプルにして革新的。生活面ではそろいの洋服を一気に7着あつらえたり傘を100本近くため込んだり…。なかなか作品が世に認められなかったサティーは生活のため、そして人々に交わることを求めて流行歌シャンソンを手がけます。そのシャンソンの最大のヒット曲が「あなたが欲しい」だったのです。
A生涯一度のアイウォンチュー
シャンソン「あなたが欲しい」は、「スローワルツの女王」と称された歌姫ポーレット・ダルティに歌われ大ヒット。しかし、サティー自身はある恋をきっかけに、孤独な人生を歩むことになります。「あなたが欲しい」作曲より前、サティーは1歳年上の画家シュザンヌ・ヴァラドンと出会い、燃えるような恋に落ちます。しかし、浮気なヴァラドンとはたった5ヶ月で破局。 「恋はもうこりごり」と公言し、一生を独身で貫いたサティー。死後、300通近くのヴァラドンあての恋文が発見されました。サティーは死ぬまでたった一つの恋を胸に秘め続けたのです。
Bおしゃれ!変化球ワルツ
いつも紳士的で「ベルベット・ジェントルマン」と称されたサティー。その作品「あなたが欲しい」にはサティーらしい、小粋な変化球技が隠されています。それは
1.メロディーを伴奏の間に潜らせること
2.ワルツの3拍子の拍を気まぐれに省略すること
エスプリの効いたおしゃれなワルツを、どうぞお楽しみください。
シャンソンとして作曲されたとは知りませんでした。
探してみました。