「キーワードはADPG!?(1)」
「キーワードはADPG!?(2)〜繋いでいないのに見える」
「キーワードはADPG!?(3)〜最大の危機」
を読み返すことになりました。
その結果、ADPGというものの働きが、分かってきました。

「分かってみれば…地デジでも」の問題解決に当たり、自分自身の3つの記事(備忘録として役立ちました。)を読み直すのみならず、再度「ADPG トヨタ」で検索をしてみました。
検索結果のリンク先をいくつか読んでみて分かったのは、
1 ADPGが有効になると、トヨタ車のUSB入力端子またはビデオ入力端子(および音声入力端子)も有効になる。
2 ADPG自体を有効にするには、ADPG端子をボディアース(ショートさせる、グラウンド接続する)
ということです。
さらに、ADPGという略称について、どこかのページでどなたかが推測されていたADaPterGroundという解釈が正解だと思いました。これも「分かってみれば…」です。
どうしてわざわざADPGという仕組みをカーAVに取り入れているかを考えてみました。
ディスプレー上に「ビデオ(またはVTR)」のボタンを表示させるということは、ユーザーに対して「ビデオ入力(そしてそれに伴いビデオ再生)が可能であると思わせることになりますが、ビデオ入力端子を持っていない車両の場合には、無意味であったり、混乱させることになります。
したがって、ビデオ入力端子を設置した場合には同時にADPGを有効にすることによって、画面上に「ビデオ(またはVTR)」のボタンを表示させ、実際映像信号(加えて音声信号)の入力を受け付けるという、言わば約束事としているのだと思いました。
次の配線図、

に関して、「キーワードはADPG!?(2)」で「ADPG該当の端子の位置が分かりません」と書きましたが、ADPGには端子は不要で、ボディアースになっていれば良いので、表だって見える必要はないのです。
ただ、ADPGはRCA入力端子とセットで存在するという約束事(?)を守るために、きっとRCA入力端子の内部あたりまでケーブルが伸びていて、ボディアースされているのかと思います。
その結果、
1 メインディスプレーユニットからは青色コネクターを外すと、ADPGが無効になり、メインディスプレーからはビデオボタンが消え、映像も映らなくなります。
2 それでも、リアディスプレーには映像が映ります。リアディスプレーには「ADPGのお約束」はないのでしょう。リアディスプレーにはリモコンが用意されていますが、「VTR」という物理的なボタンがありますが、「ボタンを押してもビデオが映らない」という事態にしないためかも知れません。
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「キーワードはADPG!?(1)」
「地デジチューナー入れ替え(1)」
「地デジチューナー入れ替え(2)」
「キーワードはADPG!?(2)〜繋いでいないのに見える」
「キーワードはADPG!?(3)〜最大の危機」
「キーワードはADPG!?(4)〜ようやく分かったADPG」
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