シリア難民の解説をする動画があります。
アニメーションを使って、短時間で説明するというものなのですが、「短時間」に捕らわれて、英語の説明が速すぎるのです。日本語を含む28か国語の字幕も埋め込まれていますが、目で追っていくのも大変です。
そこで、もっとゆっくりと再生するバージョンを作ってみることにしました。
最初に、オリジナルの映像(音声を含む)の読み込みと、字幕の読み込みをします。字幕の読み込みには、Google2SRTを使います。
日本語字幕をダウンロードします。
TMPGEnc Mastering Works 5をタイムラインモードで起動し、オリジナルの動画を読み込みます。(すでに6が出ていますが、私は6を持っていません。)
クリップの編集を開き、フィルターで、字幕の編集ができるように、「字幕」を追加します。
追加したトラックに、コンテキストメニューから「映像クリップ追加」→「単色」で、映像と同じ、6:16.04の単色静止画(黒色)を追加します。(時間はあとで変更することもできるので、指定をしなくても構いません。)
2つのトラックを比較し、映像と背景となる単色画面が同じ長さになっていることを確認し、ずれていれば、単色画面の長さを調整します。
単色画面のフィルターで、日本語字幕データ(*.srt)を加えます。
映像のあるトラックを選択した上で、映像のサイズを小さくします。
再生をして、字幕が(音声と同期して)表示される事を確認します。
フィルターで、スピードを開き、
1 スピードを70%にし、
2 音声の音程を変更せずに速度を変更する(K) にチェックを入れます。
このままだと映像のみ70%になるので、字幕のある単色画面もフィルターで70%にします。
再生をして、音声と字幕が同期していることを確かめます。
希望する映像ファイルフォーマットで、出力します。
スピードがオリジナルの70%、映像が縮小され、下部に日本語字幕が表示(焼き付け)された映像ができあがります。
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追記
実は、この動画をYouTubeにアップロードするのにあたり、英語の埋め込み字幕を加えようとしました。
そのためには、英語字幕ファイル(*.srt)のタイミングデータを変えなければなりません。
当初、TMPGEnc Mastering Works 5に英語字幕ファイル(*.srt)を読み込ませてから、再生速度を変えて、字幕のタイミングの変わった時点で、字幕ファイルを保存するという方法を考えました。
ところが、保存された字幕データファイルに記述されたタイミングはオリジナルのままでした。再生速度100%のデータとして字幕タイミングは保存しているためでしょう。
しかたないので、エクセルを使って、タイミングを計算してみることにしました。
最終字幕のスタートが、
TMPGEnc Mastering Works 5では08:54.26、
エクセルでは00:08:54.286
です。
十分な許容範囲内と言えます。
YouTubeにsrtファイルをアップロードします。
完成です。
この英語字幕、何に使えるのかよく分かりませんが。(笑)
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悲しいオチ
英語の埋め込み字幕が日本語の焼き付け字幕と重ならないように、上部に変更できないかと思ってYouTubeの設定を調べてみたら、なんと再生息どをを変えるオプションがありました。
幸い(?)、スピードが落ちると音声の音程も下がるので、私のやったことは、まあ意味があるのかと自分を慰めました。(笑)
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続きがあります。
2015年09月26日
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