先日取り付けたテレビドアホンの一部の配線がむき出しです。もちろんモールは付けていますが、配線を完全に壁に納めたいと思いました。
そこで、USB内視鏡(endoscope)を購入してみました。
壁(もちろん中空)の中をケーブルを通せるかどうか確かめてみましたが、結局太い木が遮っていて通すことができないことが判明。残念でした。
さて、この内視鏡(endoscope)はAMAZONで購入をした、Crenovaというブランド名の製品で、価格は2680円でした。
思ったよりも良かったのは、LEDの点灯で真っ暗な壁の中でも結構鮮明に見える事でした。
付属のソフトを使ってみると、最高で1600x1200という解像度になります。
このスクリーンキャプチャは、1920x1080のディスプレーにフルサイズで表示した状態です。
ただ、1600x1200にすると3fpsの処理速度になり、実際の表示のタイミングは3〜4秒遅れますし、「ぶれ」ます。したがって、今回の目的のように「壁の中を探る」というような場合は、解像度を下げるのが実用的です。
カメラ固定で狭い場所の被写体や近接撮影をするには、1600x1200でも充分に実用的です。
狭いところで撮影するのが目的ですから、焦点範囲は広くありません。
50〜60cm離れた20インチのテレビを撮影すると、こんな感じです。
LEDの光の届く範囲が写れば良いわけですから、これでいいのかも知れません。実は、遠くにピントが合わない=被写界深度が浅いと言うことは、カメラ自体の焦点距離が割合と長いということです。
小さなカメラにありがちな「広角レンズ」ではない、ということです。この辺の意図はよく分かりません。
利用者のコメントで不満が聞かれるのはこの焦点距離の問題(画角や被写界深度を決定)と、「ケーブルの柔らかさ」です。ケーブルに"コシ"がないので、私の今回のように、パイプの中ではなく中空の壁の中を調べるような場合にはフニャリと曲がって思う方向にカメラを到達させられません。今回私はケーブルに太めの針金を沿わせてセロファンテープで固定しました。
元々のケーブルに"コシ"があると、カーブのきついパイプの中は通っていかないでしょうから、これでいいと思います。ただ、カメラ本体(「ブローブ」と呼ばれるらしい。)が43mmありますので、洗面台の排水パイプの「ぐねぐね」は、さすがに通らないと思います。
付属のソフトは2種類あります。
こちらは多分、オリジナルの物でしょう。
結構多機能です。Wi-Fiの設定まであります。LANで映像を見られるということでしょうか。静止画・動画のキャプチャも簡単にできます。
もう一方のソフトです。フリーの動画キャプチャソフトのようです。
AMCAPの簡単な初歩や基本的な使い方・利用方法・仕様方法・やり方に説明があります。あるいは、[PDF]AMCAPの使用方法でしょうか。私自身は、取りあえず今回の内視鏡で録画をする予定がないので、使っていません。
今回の付属ソフトウェアを自分自身のために、ここに置いておく事にします。
Amcap.exe
Smart Camera2.2.1.exe
Amcap.exeは汎用性があるはずですが、Smart Camera2.2.1.exeはこの製品でないと使えないと思います。
どちらも、インストールする必要はなく、直接実行します。レジストリーの書き換えもないように思います。
また、大切なことですが、どちらも安全性の保証はできません。当ブログのファイルシステムに悪さをする者がいるかも知れません。
付属品として、先端部に付ける「鏡」「マグネット」「フック」およびそれらを固定するリングがあります。
パイプのように円滑な場所を行き来する場合には問題ありませんが、凹凸のある場所を探る場合にはこれらがひっかかる場合があるので注意が必要です。マグネットやフックで、物を引っ張る場合もそれほどの重さの物には向かないように思います。
実際に内視鏡を使ってみると気づくのは、普通のカメラと違い、手にケーブルを持った状態ではカメラの上下方向が分かりません。パイプのようなものの中を調べる場合はいいのかも知れませんが、壁の中を見る場合にはカメラを進める方向をディスプレーを見ながら変えなくてはいけないので、カメラの上下が分かるといいと思いました。(次に使う場合には、レンズの前にマーキングをしてみようと思います。)
医療用の内視鏡のように自由に回転させたり角度を変えたりすることはできませんが、2000円程度で狭い場所を見られるというのは、なかなか素晴らしく、思っていたよりも良い買い物でした。
とは言え、さて次に使うのはどんな場面でしょうか。(笑)
「日本語マニュアルがない」という声があったので、日本語版を作ってみました。
マニュアル・ダウンロード
2016年01月06日
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