2016年06月11日

もうひとつのショパンコンクール〜ピアノ調律師たちの闘い〜

 今日、BSで「もうひとつのショパンコンクール〜ピアノ調律師たちの闘い〜」という番組を見ました。

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 全く知らなかったのですが、ショパンコンクール(これ自体、名前しか知らなかった)では、演奏者は4台のピアノから好きな1台を選んで演奏をするのだそうです。

 現在、そのピアノは、スタイウェイ、ヤマハ、河合、そしてFAZIOLI(ファツィオリ)の4つのメーカーのものなんだそうです。優勝者や入賞者が自社のピアノで演奏してくれるということになれば箔が付くので(とは言っていませんでしたが、そういうことでしょう)、各メーカーは力を入れ、自社一番の(と、これもはっきりとは言っていませんでしたが、ほぼそんなことでしょう)調律師を派遣します。
 調律師は、演奏者がピアノを選ぶ様子を見ながら、調律…というよりも、タッチや音質を変えていきます。
 これも私の無知ですが、調律師って調律だけをするのだと思ったら、それ以外の調整もやるのですね。そんなことが出来るのも驚きです。
 コンクールの合間の夜中に、限られた時間でその調整をするのも驚きでした。

 FAZIOLIというのは元のピアニストがイタリアでピアノメーカーを作ってしまったというもので、調律師は日本人です。残念ながらFAZIOLIを選んでくれたピアニストはたった一人でした。でも、その一人に最大限の力を発揮してもらえるように、練習用のピアノと同じ音質、同じタッチに調律・調整をします。

 河合(カワイ)のピアノが、地元ワルシャワではかなり愛用されているというのも知りませんでした。
 また、カワイ・ルームというピアニストがくつろいで飲食できる建物を用意しているそうです。「カワイ食堂」などと呼ばれているそうです。カワイを選ばないピアニストも集まってくるそうですが、ピアニストの意見が聞けるのでカワイとしては意味があるのでしょう。

 スタインウェイは多くのピアニストが選んだピアノです。

 決勝戦まで残ったピアニストが選んでいたピアノは、何とスタインウェイよりヤマハの方が多かった(と記憶しています。)が、決勝戦では、スタインウェイに寝返った(笑)ピアニストが数人。

 かつては相手にされなかった日本のピアノですが、その評価は高まっているようです。

 FAZIOLIも、これから有名になるのでしょう。
 音楽とは直接関係ありませんが、FAZIOLIのロゴが気に入りました。

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 この番組のことを紹介しているページ。
http://enjoyjazzlife.com/chopin-competition
http://pio.cocolog-nifty.com/tutor/2015/12/post-fe98.html







posted by kewpie at 20:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽
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