聞き慣れた曲ですが、画面の説明でこの曲はアッカー・ビルクという人の演奏だと知りました。
クラリネットによるこの演奏は耳慣れたものがあります。ビリー・ボーンのつもりで聞いていたものが、実はアッカー・ビルクの演奏だったのかも知れません。
アッカー・ビルクという名前は初めてだったので、ちょっと調べてみました。
少年時代、そり滑りで遊んでいたときに、不運にも雪の下に隠れていた岩で指の第一関節を失ってしまうというアクシデントを起こす。これはクラリネット奏者としては致命的なハンディだが、彼はその後、それを克服したばかりか、逆手にそれを生かして、なくした指の柔らかな肉のクッションを使ってユニークなクラリネット・トーンを生み出すことに成功した。
wikipedia
どの指の第一関節か分かりませんが、指の先端を失ってクラリネットの演奏をするということのイメージが湧きません。
ちょっと失礼かとも思いましたが、写真を探してみました。
子ども時代にケガをしながら、その後クラリネットの技術を身に付け、クラリネッティストになろうとしたこと、そしてそれを果たしたことが驚きです。
本人の演奏する映像がありました。
コメントには次のように書かれています。
"Stranger on the Shore" is a piece for clarinet written by Acker Bilk for his young daughter and originally named "Jenny" after her. It was subsequently used as the theme tune of a BBC TV drama serial for young people entitled Stranger on the Shore.
白い渚のブルース(原題=岸辺の見知らぬ人)は、アッカー・ビルクによるクラリネット用の曲で、自分の幼い娘のために書かれたものだったので、当初はその名にちなんで「ジェニー」というタイトルだった。その後、BBCテレビの若者向け連続ドラマ「岸辺の見知らぬ人」のテーマ曲として使われることとなった。
ということは、この曲は「岸辺の見知らぬ人」というタイトルとは全く関係なく作曲されたということになります。従って、この曲を聴きながら「白い渚」はもちろんのこと「岸辺の見知らぬ人」を無理をして(笑)イメージしなくても良いわけです。