2017年01月08日

フォントの妙〜きりぎりす

 例えば掲示物に手書きで文字を書く場合、筆で書いたり、油性ペンでゴシック体風とか、明朝体風(←これはあまりないケース)にするとか、いろいろなケースがあります。

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(これはフォント


 経験の少ない人が油性ペンを使用した場合、文字のサイズがばらばらになったり、太さのルールが不統一だったり、変な余白が出来ていたりと、ぎこちなさを感じるものを見かけます。
 しかし、そんなぎこちなさをむしろカジュアルという視点で強調しているフォントを見かけるようになりました。

201.jpg


 実に、素人っぽくアンバランスな文字の集合みたいです。特に極端にとがった部分は、ゴシック体にはない、筆の文字とゴシック体とが一緒になってしまった、従来のフォントにはない「下手な手書き」に見えるのです。「選」のしんにょうの左下も、こんなに余白を取るフォントは滅多にありません。(手書き風のFOの都でみたことはありますが。)

 でも! それをフォントとしてよくまとめています。素人っぽさを否定せず、逆手に取ってフォントにしてしまったとも言えます。
 フォント名は、DSきりぎりすです。TAキリギリスの形を変え、文字数も増やしたものらしいです。

 デフォルトとして文字間隔も広いようなのですが、これも素人っぽさ、カジュアルさをよく表現しています。(強制的に詰めるとあまりきれいではありません。)

kirigirisu.png


 とにかく、魅力的なフォントです。すぐに使ってみたいフォントです。
 ただ、何にでも使えるわけではないので、そして価格も16,000円ほどするので (>_<)、まだ購入をする予定はありません。

 ところで面白いサイトを見つけました。
http://www.fontfactory.jp/font/detail/ds_kirigirisu/
 任意の文字を入力して、任意のフォントでの見えかたを確かめられる、つまりシミュレーションが出来るということです。

きりぎりす02.png


posted by kewpie at 01:02| Comment(0) | TrackBack(0) | パソコン
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