2017年05月27日

SULLY

TSUTAYAへ言ったら「ハドソン川の奇跡」があったので借りてみました。
 映画の詳しい内容は知りませんでしたが、事故そのものは知っているので、「どんな風に映画に仕立てているのだろう」という観点で見ることになります。
 英語の字幕を表示して見たのですが、やたらと(  )の字幕が出てきます。

SULLY01.jpg
(エンジンがゴトゴトいう)





SULLY02.jpg
(おだやかに)もう少しだ


SULLY03.jpg
(声を詰まらせ)ありがとう、ありがとう


 日本語の字幕でこれほど、台詞そのままで無く、音や話し方を(  )で細くすることはありません。

 どうしてか…。考えてみたら、英語の映画を字幕で見る人は基本的に聾の人なのですね。だとすると聞こえないのは台詞の内容だけでなく、音も、話す調子も分かりませんから、(  )の補足が必要なのでした。

 最初にこの映画のDVDを手に取ったときに、あれっと思ったのは、原題です。
 「SULLY」? 機長の名前が、Chesley Sullenbergerですので、そのニックネームのようです。
 「サリー」としたのでは、日本人には映画のタイトルとして気持ちが伝わりませんね。それにしても「ハドソン川の奇跡」では、あまりにストレートすぎて、面白みに欠けます。

 もちろん、飛行・不時着水のシーンでは多くのCGが使われますが、夢の中の墜落のシーンではここが見事だと思いました。

SULLY05.jpg


 「奇跡」そのものは日本でもリアルタイムのニュースで伝えられましたが、映画では、我々が知らなかった奇跡の背後の出来事を中心に描いています。この「背後の出来事」がなければ映画にもならなかったかも知れません。
posted by kewpie at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 言語・文字
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