2017年06月08日

アクアに乗る(23)〜満身創痍(?)のDIY

 アクアに関して行ってきた(たわいもない)DIYの中で、今回は一番支出の多いものとなりました。ただし、当初はディーラーにやってもらおうかと思っていたのをDIYにしたので、1万円も安く済みました。
 今回は、トノカバーの設置です。

トノカバー01.jpg

 前に乗っていたエスティマハイブリッドは、居住空間(?)を広くするために、最後部の空間はほとんどなくてトノカバーの設定もありませんでしたが、後部のウインドウ・ガラスに荷物が写り込むと運転のときに目障りなのと、外から見えると防犯上よろしくないのとで、パイプを組み合わせて自作の棚状のものを作って利用していました。
 今回は見た目もすっきり(と言っても、通常は見えない)させようと、純正品を使うことにしました。
 価格は16,200円也。
 ただ、取り付けに際して、デッキサイドトリムにいくつか穴を開ける必要があるのですが、その内の一箇所(左右で二箇所)は45mmの穴です。45mmの大きな穴を開けるには、ドリルではなくホールソーという部品を使って開けるようなのですが、私は持っていません。1回限りのためにこれを購入するのならば、2-3000円程度の作業料ならば支払ってもディーラーに取り付けてもらおうかと、ディーラーに出向いて相談してみました。
 カタログには標準作業時間が1hとなっていて、作業工賃は9000円だと言われました。部品代も16200円のままです。
 時給(?)9000円という金額に唖然とし、ディーラーに依頼するのは止めました。部品としても他でどうにか安く買えそうです。
 確実なAmazonでは、送料無料で16,145円。55円引き。(笑)
 他も当たってみましたが、送料が加わると定価よりも高くなってしまいます。
 結局、Amazonのマーケットプレイスから購入することにしました。こちらが、¥14,815+¥500です。ホールソーは、2,000円ほどで購入。(その後、ホームセンターで600円くらいのものを売っていました。本格的な穴開けではないので、これでも間に合ったはず)
 そして工賃は0円に決定。

 デッキサイドトリムを浮かせてから、型紙を2枚貼り付け、穴の位置を決めて、ドリルで穴を開けていきます。ホールソーで45mmの穴を開ける部分の先のボディにはすでにビスをスクリューをねじ込むための穴が空いています。

トノカバー03.jpg


 45mmの穴の中心にこの既設の穴が来ないと、サイドブラケットが設計通りに固定されないことになります。
もちろん、他の4つの穴も同じです。
 45mmの穴は最終的には隠れてしまうので、僅かにずれがあったり、形がいびつになってもだいじょうぶなのですが、裏側が平らではなく、またデッキサイドトリムの縁のすぐ近くなので、例えばカッターで切り取るなどするのはかなり困難で、ホールソーの使用がほぼ必須と思われました。(ホールソーを使っても作業が終わるまでは心配したほどです。)

トノカバー04.jpg


 切削くずが飛び散ったのを見て、何か敷物をしておくべきだったと後悔しました。

 さて、穴開けの次はターンナットの取り付けです。ちょっと面白い構造のナットでしたが、こんなのではなくてもいいように思いました。
 それはともかく、その際にワッシャをデッキサイドトリムの裏側(ボディ側面との隙間)に入れてターンナットを固定をするのですが、片面の作業を終えてビックリ。
 梅雨の間の暑い日差しの中での作業だったので半袖で行ったのですが、いつの間にか腕が傷だらけになり、出血していました。やっぱりこういう作業は、身を守る服装が大切です。慌てて長袖を着ることにしました。

 DIYらしいオリジナリティはゼロの(笑)トノカバー設置が完了しました。

トノカバー05.jpg


 これも昨日のストライカーカバーと同じで、誰が見るということではなく、主要には自己満足ですが、室内後部がすっきりとしたことと、当初の目的通り運転中の後部ウインドウへの荷物の写り込みがないことと防犯上の対策強化という目的が達成できたことで、1万数千円の投資は失敗ではなかったと思っています。

トノカバー06.jpg


 ディーラーでは「ボディに穴を開けなくちゃいけないんですよ」と、いかにも「素人には大変ですよ」という雰囲気のアドバイスをしてくれましたが、この通り自分でやって、満身ならぬ左腕創痍にはなったものの9,000円を浮かせ、マニュアル通りの作業ですがDIYの楽しみ・満足を得ることができました。

posted by kewpie at 22:55| Comment(3) | TrackBack(0) |
この記事へのコメント
トノカバー
ポンと購入品が取り付くわけではないのですね! アクアは?
それにしてもほとんど工事ですね!!

トノカバー 私も必須と思っています。
今のVWが純正で付いていたので、次買う車も当然純正と思っていたら、オプション!! いやビックリ。(車種決めました)
ただ幸い買えば追加加工なく取り付けられるようです。
これ防犯上絶対必須ですよ!
持ち主から見れば、外から見えにくいので大丈夫だろうと考えがちですが、盗みの本職側の視点でみると「ラッキー♪」状態です。夜などスポットライトを当てれば中身丸見えですからね。

今回から本体はベースグレードで、自分で必要なバックモニターとかETCにドライブレコーダーなど、kewpiesaさんに怒られそうなオプションまでディラーで全て付けさせます。
これから10年乗るとして、何かがトラブったら
すべてディラー一本への持ち込み体制にしました。

また塗装の追加強化など進められましたが、
今の車、購入してから11年間一度も「ワックスなどかけたことがない!」と言ったら
それなら工場仕様のままのが方で良いと思います!とあっさり言われました。不精の極みです。

オーダーした車の工場生産予定は来週らしい。

城址の街で単身赴任中の全期間を過ごした今の車。懐かしい街を走れるのも、用事のある月末にあと一度くらいになりそうです。


Posted by 山屋 at 2017年06月09日 15:38
山屋さん、コメントをありがとうございます。

 VWには縁がないので、外車の売り方はよく分かりませんが、国産車とりわけハイブリッド車の場合は、メーカーの利益が少ないので少しでも外見の販売価格を下げるために、多くのユーザーが必要すると思われるものも標準装備をしないようです。
 今回私が中古で購入したアクアは、スマートキー、LEDヘッドライト、バックカメラ、HDDナビ+フルセグ地デジ、ステアリングスイッチ、コーナーセンサー、サイドエアバッグ、ETC等々、オプション品が数多く盛り込まれているのが購入理由の一つでした。新車時にこういったものを全部付けると30万円くらい出費が増えてしまうと思います。
 グレードは真ん中のものですが、上位グレードの物もこれらはほとんどオプションですし、逆に下のグレードの本体価格の安いものはオプションとして追加できない仕組みですね。結局、ユーザーは当初の予定価格よりもかなりの支出をすることになります。

 オプション品の取り付けを自分でやるのは、出費を減らすこともありますが、「好き」だからです。実用的かどうかだけでなく、きれいに仕上がったりすることに満足を求めます。

 塗装に関してはかつてと事情が変わりましたよね。きれいに乗りたいのは誰でも同じですが、頻繁にワックスがけは大変で、実際のところどこまで維持されるのか分かりませんがコーティングが行われたり、以前だったら「メタリック塗装は弱い」なんていうのも、あまり気にしないで私もほとんど水洗いだけだったり、洗車機を使ったりしています。
 せっかくきれいな状態のアクアなので、どうやって手抜きをして塗装を保とうかと考えています。
 いかに塗装をきれいに保つかは、手入れもさることながら、直射日光や雨にさらすことを減らすことを考えるのが重要だと思っています。以前の同僚(ゴルフ乗り)で、「雨の日は車に乗らない」と割り切っていた人がいましたが、この真似はできませんね。

 城址の町は、以前と比べると観光客はぐっと減って静かになりましたが、街並み全体の作りかえをしています。
Posted by kewpie at 2017年06月11日 08:10
kewpieさん、長文のご返事をありがとうございます。

> VWには縁がないので、外車の売り方はよく分かりませんが、

車検のたびに遠い町まで車を持ち込むのは、自分の歳を考え次の10年はもういいかな!?と思って今回は自分の住む町のディーラーにしました。(小さな町ですが国産車の全てのディーラーがありますし)

VWの時はベースの本体価格が元々高かったので財布の限界、必要なオプション類は純正でないもの以外、自分で探して付けましたが、単に引き回しただけで、配線がムキ出しでダッシュードなど這いまわりkewpieさんの記事には本当に脱帽ですよ。

>逆に下のグレードの本体価格の安いものはオプションとして追加できない仕組みですね

まったくどこも同じ感じでしたよーー今回、いろいろ調査して。

あるグレードで、必要なオプション付けようとすると、付けられないものがあり、どうしても必要なら上のグレードにする以外にないーー、
でもそうすると不必要なものまで付いてくる。全くまいります。

理解できないのは、あるグレードで必要なオプション付けると、同じグレードのお得なオプション工場搭載バージョンになる。
セールスから「工場搭載バージョンがお得だ」と言われたので、よーく調べたらベースになる本体の主メータがスピードメータからタコメーターになっている。
驚いちゃいましたよ! こんなの同じグレードにしないで欲しいーと思いました。


>オプション品の取り付けを自分でやるのは、出費を減らすこともありますが、
>「好き」だからです。実用的かどうかだけでなく、きれいに仕上がったりすることに満足を求めます。

記事楽しく読ませていただいております!!!。
引き続き楽しんでください。


>塗装に関してはかつてと事情が変わりましたよね。

今のVW購入時 進められて”何とかコーティング”とか追加しました。

私は汚れたら水による高圧洗浄と手拭きしかしないので、やらないよりいいだろうと”何とかコーテイィング”お願いしました。
でも効果なかったですねー、7年目から屋根が黒光りのツヤが亡くなり始め、今は完全に色塗装が剥げ下地舗装が出てきています。

一つだけ思い当たることは、今の車はほとんど単身赴任先で使ったので24時間青空駐車でした。その前の車は自宅通勤だったので、家にいるときは一応 屋根付きの車庫でした。

今回も進められたのですがマメに塗装面状態に気を配り、汚れる前にメンテする人なら効果あるけど何もしない人には、あまりが差ないとのことですし!!
おっしゃるように日光や付着した汚れがどんどん塗装を痛めるのでしょうねー。使わないときは不必要に日光に当てないとか、汚れたら直ぐ洗浄するというのは長持ちの秘訣かもしれません。


>以前の同僚(ゴルフ乗り)で、「雨の日は車に乗らない」と割り切っていた人がいましたが、この真似はできませんね。

私も全く無理です。雨の日、雪の日、嵐の日に、車で快適に移動し、その恩恵を楽しむ方ですから。


>城址の町は、以前と比べると観光客はぐっと減って静かになりましたが、街並み全体の作りかえをしています。


単身赴任以来、親に城址の街のリンゴかサクランボを送る習慣になっています。今年はサクランボにしようと思っていますが、まもなく季節ですよねーー。 

Posted by 山屋 at 2017年06月12日 10:50
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