
正式な取り付けの方法は結構迷いました。取り付け位置だけは、幸いなことにケーブルが長すぎず短すぎずの適当な長さだったので、エンジンルーム内のフレームの下側に取り付ける事にすぐに決まりました。(仮留めの位置とほぼ同じ。)
考慮したのは、熱対策です。マニュアルでは「プラスチックやケーブル、塗装した部分には固定しない」ことを強調していました。
塗装をしていない金属部分で、レジスターを固定できるような箇所は見当たりません。
従って、レジスターとほぼ同じサイズの金属片を抱かせるようにして、外見や邪魔にならないようにするためフレームの下に固定をすることを考えました。1枚金属があれば、フレームへの熱の伝導も弱まると思ったのです。
固定に関しては金属製のタイラップがあれば、レジスターに空いた2つの小さな穴を利用したのですが、そんな都合の良いものは見つかりませんでした。針金でもいいのですが、スマートではありませんし、エンジンルーム内の作業をするときに、引っ掛けてケガをしそうです。
最終的には、タイラップの幅の広いようなもので金属製の物がありましたので、それを使うことにしました。ただし、それは強度はあるものの、通常のタイラップと違い、ちょっとだけ緩みができてしまいます。
そこで、固定のためにはタイラップ2本を、万一発熱でそれが溶けてしまったときのためにその金属製のタイラップのようなものを使って固定することにしました。
一応、固定が終わったのですが、ここで新たな問題が見つかりました。
レジスター両端の端子とケーブルが何らかの方法(半田付け?)で繋げられた上に黒いカバーをしてあるのですが、その繋がった部分が曲がっているので擦れてしまった箇所から小さく金属が見えているのです。ここがボディに接触すればショートです。
フレームの下には、デイタイムランプ関連のケーブルをすでに這わせてあり、結構狭くて空いているのはヘッドランプのすぐ後部なのですが、レジスターの端子が接触しそうな状態です。このままでは長い間に端子の露出が進んでしまう恐れがありました。
こうなると、多少邪魔になったり見栄えがわるくても、レジスターの両端に十分な空間があり、端子の状況が見えるような場所がショート防止のために良かろうと判断しました。
そして、レジスターをフレーム上部に移動して、固定しなおしました。
結局、仮留めの場所と同じになってしまいました。(笑)
さらに、このままでは端子部でのショートが心配なので、絶縁テープを巻き、さらにコルゲートチューブで補強をしました。
すっきりとしないDIYでした。