ういろうと言えば、長い間「名古屋の名物」と思っていましたが、昨年か一昨年に、「久米宏・ラジオなんですけど」で久米が「ういろうは、元々小田原のもの」と語るのを耳にして、それ以来「小田原のもの」という知識は持っていました。
同僚氏は「手を広げて」と私に言うと、広げた手のひらの上に仁丹のような銀色の粒を20個くらい載せて、「これ、ういろうです」と言いました。
全く彼の言うことが分からず「えっ?」と聞き返しましたが、「これが本当のういろうです」と言います。
そして、「ういろう」と書かれた箱を2つ並べて見せました。
彼の説明によると、左の箱に入っている仁丹のようなものが本来の「ういろう」であり、それは薬なのだとのこと。
良薬口に苦しと言いますが、この薬「ういろう」も例外ではなく、とても苦くて飲みにくかったそうです。その口直しに羊羹のようなお菓子が創られました。
その後、口直しのお菓子が単独で「ういろう」と呼ばれるようになったとのことです。
ちなみにこの本物の「ういろう」ですが、この箱が400粒入りのもので3000円ほどだそうです。20粒飲みましたので、150円分を服用したことになります。
タグ:ういろう