
主に録画した映像をDVD-Videoとしてディスクに保存し、レーベルとして印刷する場合に用います。
背景が白の場合は処理が楽なのですが、他の画像と重ねたい場合や、着色をしたい場合にはやや手間がかかります。
そこで、"DVD-Video"のロゴをフォント化してしまうことを思いつきました。文字とすることで、着色が好みの物に簡単にできるだけでなく、背景も透明ですので、配置が自由にできますし、レーベルのデザインの自由度が高まります。
フォント作成のソフトウェアとして古くから使ってきたのがTTEditです。かなり古いバージョンです。
ロゴの形状を一から作成することはもちろんできますが、現実的ではありません。白黒二値のBMPファイルを読み込むと、オンカーブ点・オフカーブ点を自動的に設定してくれます。

ただし、設定された点を見ると、不要な箇所が多くあります。

Vの跳ね上がり線は一直線ですから途中にオンカーブ点は不要なのにオンカーブ点が置かれていたり、同じVの最下部の先端部や左のDとVの接する部分の「1点」にいくつものオンカーブ点が置かれています。
これらは読み込んだBMPファイルが白黒二値なので斜線がギザギザになっているため、tteditが本来の形状を理解できないためだと思います。
また、ディスクは上下左右が対称であるはずなのに、置かれたオンカーブ点・オフカーブ点は上下左右が対称になっていません。
精度を上げるため、画像のサイズを大きくてみました。
精度は確かに上がりましたが、その分、置かれる点が多くなりました。きれいな曲線を描くには、実は点が少ない方が良いのです。不要と思われる点を削除して、残った点を移動すればいいのですが、オリジナルのロゴの形状に手作業で近づけることになります。
VIDEOの"O"があまりにゆがんでいるのが気になります。

小さい画像から読み込んだ方はもっと酷い歪みです。

手作業で修正をしました。
複数の点を「垂直方向に揃える」「水平方向に揃える」という1次元的な整列機能はあるのですが、2次元
的に複数の点を揃える機能がありません。(多分)
また、下絵を背景に見ながら修正する機能もありません。(多分)
今回のフォント化は大きなロゴを表示することではなく、所詮、DVDのレーベルの一部に印刷をするロゴなので実のところ全く修正をしなくても良かったくらいかも知れません。
でも、せっかくならば、もっと修正をしやすいと別の目的でフォントを作るときに便利かなと思いました。
ひょっとするとillstratorでベクトルデータを作ってから、それを読み込めばきれいな点が打てるかも知れません。私の持っているふるいバージョンではそれができません。
私のTTEDITは古すぎてアップデートの対象ではないので、新規にTTEDITを購入することになり、税込み約13,000円。ちょっと金額が高すぎて、購入には躊躇してしまいます。
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