しかし、今朝のスパムメールには一瞬どきっとさせられました。
過去のスパムメールを例に挙げると、「[佐川急便] 請求内容確定のご案内」なんていう、利用していないのに請求が来ても相手はしなければいいのです。
また、「お使いのApple IDのパスワードがリセットされました。」というのも良く来ますが、仮にリセットされたのなら、セットし直せばいいだけです。
もちろん類似のスパムメールは何度も送られてくるので、タイトルをみただけで「またか」とすぐに見破れます。
ところが今回のものは私にとっての初めての内容(タイトル)でした。
「あなたのアカウントは、新しいデバイスからiCloudにサインインするために使用され・・・」と、メーラー(Thunderbird)本体ではなく、通知用の小さなウインドウに表示されました。しかも、ふだんあまり使っていないメールアドレスでのサインインということになるので、乗っ取られたというよりも、そのメールアドレスでiCloudにおいて新しいアカウントを作られたことになります。
従来のものとちがい、「すでに使われたよ」というのは心臓に良くありません。確かにアカウントを作るのは簡単ですから、本当らしく思えました。
しかし、考えてみると、新しいアカウントを作られても「犯人」には何のメリットもありません。メールアドレスは私のものですから。その他にも、矛盾あり。
メールを開いてみるとすぐに、スパムだと分かりました。
タイトル全体では、
「あなたのアカウントは、新しいデバイスからiCloudにサインインするために使用されたばかりです」
となりますが、この日本語は変です。多分、your account has just been usedというような英語表現を機械語翻訳したのでしょう。
メールの送信メールアドレスは、

ですし、発信者名をがApple IDというのは情けない。
「解決する」のリンク先は、

です。
さらには、
IPアドレス: 35.194.37.101
のリンク先は、
https://tools.tracemyip.org/lookup/80.89.106.xxx
です。(最後の3桁は隠しました。)
人を騙すには稚拙な作り方です。
とは言え、一瞬でも「どきっ」とさせられてしまいました。
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