Braille Neueと名付けられたもの(単純な「フォント」とは言えません。最後にそのことは触れます。)で、点字と文字を重ねて、目の見える人も見えない人も印刷物を共有利用できるということです。
Kosuke Takahashiさんという人の作品だそうです。
コロンブスの卵的な発想です。
twitterでも紹介したり、意見を取り入れたりしているようです。

こんなイメージです。
単に同じ文字データを共有できるというだけでなく、一緒にいる目の見える人が指で文字をなぞる目の見えない人が今読んでいる部分を知ることができ、リアルタイムの「共有」となり、気持ちも一体となれます。
アルファベット。
苦心のあとがうかがえます。
カタカナと、それにデザインを合わせたアルファベットと数字。
こちらはさらに(段違いに)大変だったと思います。
ところで、この「文字+点字」を記事で
目の不自由な方のために作られた文字、点字。これに線を足して、目でも指でも読めるようにした画期的なフォントが日本人デザイナーによってデザインされたことをご存知でしょうか?
と紹介してイルのみならず、デザイナー自身
目でも指でも読める文字。点字と墨字が一体になったフォント。
と言っていますが、「フォント」ではありませんよね。
正確には「一体になったフォント」ではなく、「点字と重ねて使う(使える)フォント」「一体にできるフォント」ということになります。
分かりやすくするためか、青い文字に黒い点字(点字だって色はない!)を重ねていますが、文字部分を黒くすれば、点字を意識されないような印刷物にもなります。