
ウインカーの電球をLEDに変えると言う内容の記事ですが、元の電球がハロゲン(球)であるという記述になっています。
ウインカーの球切れが発覚したら、電球交換しましょう。交換する前に、ウインカーの電球の種類について紹介していきます。(赤字はブログ管理者による。)
ハロゲン
昔から使用されてきた電球です。オレンジ色が特徴で、消費電力がかかってしまいます。
しかし、一般的な白い電球よりも、長持ちするという特徴もあります。原理的には豆電球と同じです。
LED
LEDは近年、技術が進歩してきました。小さな消費電力で明るく発光するのでオススメです。青白く光るよりも、本当に真っ白で光るので、白い光がいいという人にはオススメです。
この記述は、従来のウインカーの電球はハロゲン球であるという内容です。
ヘッドライトについては、かつての白熱球に変わってハロゲン球が普及しましたが、ウインカーにハロゲン球が使われているってことはあるのでしょうか。ヘッドライトはともかく、ウインカーに高価で、しかも高熱を持つハロゲン球をわざわざ使うメリットはありません。
こんな記事も見つかります。
新しい車種では新車で買った時からLED仕様になっているクルマもありますが、まだまだ電球(ハロゲン)をルームランプに使用しているクルマが大半なのが実情です。ハロゲン球をルームランプに使っている!?
以下はWikipediaにおける「ハロゲンランプ」の記述の抜粋です。
ハロゲンランプ(英語:halogen lamp)は電球の一種。「ハロゲンバルブ」ともいう。電球内部に封入する窒素やアルゴン等の不活性ガスに、ハロゲンガス(主にヨウ素、臭素などが用いられる)を微量導入する。不活性ガスのみを封入する通常の白熱電球よりも明るい。店舗のダウンライトや自動車等の前照灯(ヘッドライト・フォグランプ)、ハンドライトなどに用いられる。用途によって、片口金形、ミラー付、両口金形などの種類がある。(赤字はブログ管理者による)
原理(赤字はブログ管理者による)
ハロゲンランプが光る原理は白熱電球と同じで、内部のフィラメントに通電し、これを白熱させた際の発光を利用する。一般の白熱電球より明るくなるのは、フィラメントが白熱する際の温度が高いためである。通常の白熱電球の場合に比べ、後述の理由によりフィラメントの温度を高く設定しても実用的な寿命を得られる。白熱電球の場合は、フィラメントの温度が2500℃ - 2650℃程度であるが、ハロゲンランプでは2700℃以上と高く、その分だけ明るくなる。白熱電球の光が赤みを帯びているのに対してハロゲンランプが白いのは、フィラメントの温度の差によるものである。
上の2つの記事を書いたそれぞれの人の知識があまりに不足(あるいは誤っている)上に、その記事を採用したサイト管理者も知識がない(または記事内容を確認していない)ことの結果だと思います。
また、この記事を読んだ人もこの誤った記述を「正しい知識」として得ることで、間違えた情報がどんどんと広がってしまうことになるのではないでしょうか。