
これは実は2枚組の1枚目。以前DISC2を借りてiTunesに入れてありましたので、今回ようやく2枚組が完成しました。
曲名を見て気づいたのが、「ベスト&ベスト」というCDのタイトルの意味。1枚目が日本語曲、2枚目が中国語曲を集めていて、それぞれの「ベスト」ということなのかと思いましたが、2枚目の後半には日本語曲が並びます。
ディスク:1
1. 空港
2. 雪化粧
3. ニイ(あなた)
4. ジェルソミーナの歩いた道
5. 今夜かしら明日かしら
6. 夜のフェリーボート
7. アカシアの夢
8. 夜の乗客
9. 女の生きがい
10. ふるさとはどこですか
11. 雨夜花(ウー・ヤー・ホエ)
12. あなたと生きる
13. 東京夜景
14. 海辺のホテル
15. 北極便
16. ラスト・シーン
17. 逢う時はいつも他人
18. 西海岸から
19. 一夜だけのスイング
20. おやすみなさい
ディスク:2
1. 千言萬語(中国語)
2. 海龍(中国語)
3. 君在前哨(中国語)
4. 小城故事(中国語)
5. 何日君再来(中国語)
6. 夜来香(中国語)
7. シクラメンのかほり(中国語)
8. 香港の夜(中国語)
9. 長崎は今日も雨だった(中国語)
10. 港町ブルース(中国語)
11. 北国の春(中国語)
12. 北の宿から
13. 中の島ブルース
14. 港町絶唱
15. 鴎という名の酒場
16. 舟唄
17. 星影ワルツ
18. 襟裳岬
19. そっとおやすみ
20. グッドバイ・マイ・ラヴ
詳しい人がいるもので、2枚の区分けをレビューに書いていてくれた人がいました。
4.0テレサの「襟裳岬」には励まされた
2002年9月11日
1枚めには(「つぐない」での本格日本再デビューより前の)オリジナル曲、2枚めは(15周年香港ライブからの抜粋もある)中国語曲と、日本の歌のカヴァーで構成。
個人的には2枚め終盤の「星影のワルツ」から「グッドバイ・マイ・ラブ」への流れが、とても気に入っている。とりわけ、他の誰でもない、テレサの「襟裳岬」には、何度となく励まされたものだ。
「空港」を作曲した故・猪俣公章氏によると、担当のディレクターからの「ポップス調で」という注文に、「コニー・フランシス(っぽい泣き節)で行こう」とひらめいて生まれたのが「空港」だったということで、この、演歌ひとすじの作曲家に「ポップス調で」とオーダーを出すことによって生まれた化学反応は、なかなかに興味深いものであり、もし「空港」がなかったら、それ以降の日本でのテレサの活躍はなかったのかもしれない。
なお1枚めラスト(20曲め)は、まさにそのコニー・フランシス調の、ドリーミーな猪俣作品「おやすみなさい」。
とにかく、ようやく「ベスト&ベスト」になりました。
別館:On Teresa Teng