映像には確かに「トヨタカローラ和歌山」という名前が出てきますし、その営業所らしき場所や人物も出てきますが、アップロードしているYouTubeユーザーが誰なのかは分かりません。
MrEcocarというアカウントで、この広告を3分割した3本の動画しかアップロードしていません。
内容は、2人の女性が和歌山から主に高速道路を使って東京まで行き、東京の何カ所かを巡ったのち、和歌山へ戻ってくるというもの。東京都名古屋に宿泊をし、三重県亀山市関町というところで「ようやく給油」をすると音声が流れます。
ハイブリット大戦略@(トヨタ・アクア(AQUA) 女性二人で東京へ)
私が「変じゃないか」と思ったのは燃費のことです。せっかくある、メーター内の累積燃費はほとんど画面に出てこないのですが、2本目のビデオの7:39で、
683.2km 22.1km/L
という表示が見えます。
ハイブリット大戦略A(トヨタ・アクア(AQUA) 女性二人で東京へ)
ガソリンの消費量を計算してみます。
683.2km / 22.1km/L =30.9L
です。
この22.1km/Lという燃費は、私自身のアクア利用の実感とほぼ同じです。私は一般道の走行を主体とした年間の燃費が27km/Lくらいですが、高速道路を走行すると23km/Lくらいだからです。
経験上、アクア自身の燃費表示は実際の燃費(満タン法による実測)よりもちょっと良く出る傾向があるので、本当はもっと消費しているような気がしますが、メーター表示のままでもすでに、30.9km/Lを消費していることになります。
アクアのガソリンタンク公称値は36Lです。
36L−30.9L=5.1L
公称値以上に実際は入るとしても、計算上の残り5.1Lにほんの僅かでしょう。
「取扱説明書によると 残量が4.7L以下になるとブザーが鳴り 残量表示ランプが点滅します。」ということらしいので(マニュアルのその部分を私は読んでいません)、もう少しで、燃料のバーグラフの最後の1個が点滅するはずですが、画面上のバーグラフは、四角が3つ表示されています。
名古屋でこのような表示になったとされています。
残り5Lのガソリンで
981.0km−683.2km=297.8km
を走行してようやくバーグラフの四角が1個です。
トリップメーターが1,000kmを越えます。名古屋から100km走行したことになります。
そして給油。
画面には給油時の走行距離は表示されませんが、仮に1082.9kmで給油をしたとします。
1082.9km−683.2km=399.7km
を5.1Lのガソリンで走行したとすると
399.7km/5.1L=78.37km/L
という驚異の燃費です。
全走行距離で計算してみます。
1082.9km/36L=30.08km/L
一般道の走行のみならばこの数値は充分あり得ます。30km/L越えは私も経験しているからです。(高地から低地への移動ではなく、主に通勤に利用しての給油時の計算)
しかし、高速道路ではモーター走行がなくて、アクアはほとんど普通の「ガソリン車」になってしまうので
ハイブリッド車の低燃費走行はできないのです。私の場合はたいてい、高速道路では23km/Lです。
どんな走行をしたのか、2人の女性からぜひお聞きしたいところです。
ハイブリット大戦略B(トヨタ・アクア(AQUA) 女性二人で東京へ)
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