
シート交換でのトラブルの残った一つ、エアバッグの警告灯点きっぱなしの対処をしました。
調べてみて分かったのは、サイドエアバッグにつながるケーブルの先に、シート交換に伴って無くなってしまったサイドエアバッグの回路の「代わり」を入れることでエラー表示が出なくなるということでした。
具体的には単純な抵抗を入れればいいので、通称「キャンセラー」です。トヨタ車はたいてい2Ωのようです。
ネット上では2,000円以上もする物も見られますが、私は安いものを購入しました。
車両本体(ECU?)から来ている運転席・助手席2本ずつのケーブル(どのメーカーでもたいてい黄色)につなぐという簡単な処理で済みますが、狭苦しいアクアの中に半田ごてを持ち込んで作業をするのも嫌なので、使わなくなった旧シートから、カプラーを外してそこにキャンセラ(抵抗)を付け、あとはパチンと先のなくなった車両本体のカプラーにはめ込むだけ…という計画でした。
結果的にはそれで良かったのですが、カプラー中の端子を見ると4つありました。ケーブルは2本なのに4つです。それでも構わないのですが、どんなふうに4つが繋がっているのか興味を持って、テスターで導通を見ると…何と2本のケーブルが絶縁されていません。もう1つのカプラーで調べても同じです。
これでは抵抗を入れても意味が無いことになります。
それでは、車両本体のカプラーを取り外して直接ケーブル同士を繋ぐことも考えましたが、すでに1つはコネクターに半田付けしたので、それを繋いでみることにしました。
接続部をビニールテープで絶縁。熱収縮チューブで覆った後、キャンセラーをコルゲートチューブの中に蓑虫状に収めました。
後はカプラーを2組、パチンとはめ込むだけです。
抵抗値0の2本の線の間に抵抗を入れてどうなるのか。あまり期待もしていませんでしたし、多く言われているのはこれで「エアバッグがある」と認識されても、一旦エラーが出るとエアバッグ関連のリセットをしないといけないとのこと。いざとなったら、補機バッテリーを一度切断しようか…などとかんがえていましたが、何とその必要はなし。
エアバッグの警告灯が消えました。