テーマは「渚のアデリーヌ」です。1曲をテーマに30分の番組で、一体「渚のアデリーヌ」で30分の内容があるのか?という気持ちで、途中からですが、見ました。
一番面白かったのは、タイトル「渚のアデリーヌ(フランス語の原題はBallade pour Adeline、つまり「アデリーヌのバラード」)」に含まれるアデリーヌという女性が実在であるらしいということです。
こちらが今のアデリーヌさん。
1976年発表の曲ですが、当時は2歳だったというようなことを言っていました。歌詞のないピアノ曲ですから、歌詞にアデリーヌが登場するわけではありません。どうしてタイトルに使われることになったのかの経過は、聞けませんでしたが、この下に引用しているwikipediaで分かりました。
この女の子が「自分の名前が大ヒット曲に使われた」と理解したとき、どんな気持ちだったのでしょう。
アデリーヌはある意味で、リチャード・クレイダーマンにとっても恩人です。現在まで、交友(というには年齢差がありますが)が続いているようです。
リチャード・クレイダーマンがこの曲を演奏するようになったのも、「たまたま」ということだったようで、この点はwikipediaにも次のように掲載されています。
「渚のアデリーヌ」(なぎさのアデリーヌ、原題 フランス語: Ballade pour Adeline)は、フランスのピアニスト、リチャード・クレイダーマンのデビュー曲。1976年に発表し、38ヶ国で発売され2200万枚を売り上げる大ヒット曲となった。
概要
ポール・ドゥ・センヌヴィル作曲。センヌヴィルはこの曲が完成した時、生まれたばかりの次女であるアデリーヌに捧げた。そのため、原題はフランス語で「Ballade pour Adeline(アデリーヌに捧げるバラード)」となっている。
センヌヴィルはこの曲が出来ると、オリヴィエ・トゥッサンと共にこの曲を弾く新しいキャラクターによるピアニストを探し始めた。その新しいキャラクターは当時、ディスコ音楽が全盛となっていき音楽が過激に走って行く時代に、あえてシンプルで美しいメロディーの普遍性を訴えるものでその際、芸名も「リチャード・クレイダーマン」、デビュー曲もこの曲と既に決まっていたという。そこで集まった約20人の中から、ピアノのテクニック、音楽性、そして容姿や性格などいずれにおいても優れていたのが、当時23才のピアニストで、スタジオ・ミュージシャンとして働いていたフィリップ・ロベール・ルイ・パジェス(現在のクレイダーマン)であった。彼はセンヌヴィルが設立し、彼の長女の名前を冠した新しいレコード会社「デルファン」から1976年、この曲でレコードデビューした。
日本では1978年、ビクター音楽産業がこの曲を「渚のアデリーヌ」に改題して初めて発売し、1stアルバム『星空のピアニスト』[1] に収録された。現在では(テイク違い、リメイクを含む)数多くのアルバムに収録されている。
トランペット奏者ジャン・クロード・ボレリーも演奏しており、日本でも「アデリーヌの詩」という邦題(フランス語の原題は同じ)で紹介されている。
番組を紹介するページもありました。