車の電気系統をいじっていて長い間不思議に思っていたことは、多くのスイッチがある割に、ケーブルの数が少ないことです。
小学校で習ったスイッチを考えると、1つのスイッチに1本の(入出力で1組の)のケーブルが必要です。
例えば、トヨタのクルコンのスイッチ(レバー)は、次のような機能を持っています。
7つの機能を示していますが、このスイッチに対して繋がっているケーブルは、1組2本だけです。
次の写真の右のコネクターの赤線・黒線です。
スイッチ内部の回路図です。上の2枚の写真にはありませんが、このスイッチにはさらにMODEという機能の加わったタイプのものがあり、白いケーブルが1本追加されます。この回路図にはそれが加わっています。
図を見ると分かるのですが、スイッチを色々な押し方(倒し方)をすることで、電気がそれぞれに応じた抵抗を通過するのでことなる電圧をECC(エンジン・コントロール・コンピュータ)に与えるわけです。
ECCは電圧の違いで「別の信号」と判別する、というのが、ケーブルが少なくて済む秘密でした。
MODEだけは単純に1つのスイッチが1つの機能です。それを利用したのが、スイッチ活用3連発(2)〜ハザードとBCMで、これをハザードの第2のスイッチとして利用しました。
このスイッチの場合、具体的には次のような数値が設定されているようです。
面白いのは、クルコンのメインぶもMODE部も、それぞれOFFの時が12V(前後)となっていることです。多分これは、IGがオンになったときにそれぞれ12Vとなることでスイッチがスタンバイしていると認識させるためなのでしょう。
2020年06月29日
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