「プレイファイブ」という聞いたことのない名前の雑誌ですが、音楽関係の雑誌のようです。その、1974年9月号です。
“浮上”したテレサ・テンを直撃!
僕の採点簿●伊藤強(音楽評論家)
空前の輸入歌手ブームになった今年前半
の歌謡界 なかで最大級の期待を集めた
一人がテレサ・テン 『今夜かしら明日か
しら』に続く演歌の新曲『空港』(山上
路夫作詞 猪俣公章作曲 ポリドール)
が2週間でベスト43位 ヤングポップス
からの思い切った路線変更が成功しつつ
ある ようやく“離陸”したテレサを
音楽評論家の伊藤 強さんが○○ ○○
する――
最後の2つの語が読み取れません。
それよりも、せっかくの伊藤強氏の論説(?)の本文が読めなくて残念。
ところでこの写真の服の上(笑)と同じ写真があると教えてもらいました。
何と言うことのないこの写真、web上にありそうでほとんど見かけません。しかも、説明なし。
ただ、雑誌の時期と合わせて考えると、1974年の8月が9月だと分かります。
さらには、スカートをよく見ると、次の台湾のテレビ番組(9月放送らしい)のとき同じです。
「『空港』中国語版〜雑誌等の記事(33)」の記事にあった「8月17日、ビザの書きかえのため帰国したテレサ・テン。翌日さっそくテレビでテレサが中国語に訳詩した『空港』を…日本へは9月に戻ってくる予定」と、これら3つがきれいに一致します。
当然と言えば当然ですが、彼女の足跡をたどる中で間違いがあるので、こういう確信を持たせてくれる情報はありがたいものです。
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追記(2020/07/22)
最後の2語について、「凝視 直面」だろうと、教えていただきました。
たしかに、そうですね。雑誌のこの手の記事で、そういう言葉を予想だにしなかったので、思いつきませんでした。
それにしても、随分と大袈裟な言葉ですが、伊藤強氏がさぞかし厳しく「凝視 直面」したテレサ評をますます読みたくなりました。
国立国会図書館に行けば読めるはずですが、こんなときには行けません。