映画「ハリエット」を見ました。
なかなか、凄い映画です。映画の造りも良いのですが、とにかくそのベースとなった実話そのもの、主人公のハリエットの生き方に、こんな人がいたのかと驚かされるからです。
奴隷としてのミンティでしたが、本来は「自由」の身となり、結婚し、子どもも儲けられるはずなのに、領主がそれを許しません。
何を言われ何をされても、従うしかありません。
しかし、そんな状況には耐えられないと、ミンティは脱走を企てます。
もちろん、当時の奴隷にとってそれはほぼ不可能なことなのですが、強い意志と幸運と、彼女を支える人たちの存在で、そして、かつて頭に受けた大ケガ以来、彼女に見える「神」の存在のお陰で、何十キロもの道のりを歩いて(時にはおぼれかけて)、奇跡的にそれをやり遂げます。
黒人にとっても比較的住みやすいフィラデルフィアを安住の地にするだけかと思いきや、ハリエット・タブマンと名前を変えた彼女は、再びかの地に戻り家族や、その他の奴隷たちの脱走の先導を繰り返します。
自身一人の脱走だけでなく、老人や赤ん坊も含めた逃亡を成し遂げられる奇跡の女性は「車掌」と呼ばれ、白人からは最大の敵とされるだけでなく、その領主さえも責められるほどでした。
ハリエットはその領主に追われながら、逆にその領主の優位に立ちます。
このシーンを当初の対照的なシーンと、誰にも想像できないでしょう。
その後、南北戦争では、黒人女性という立場で有りながら、北軍を率いたり、さらには女性の人権のために活動をしたとのこと。
その存在をもっと知られてもいい人だと思いました。
2021年01月24日
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