
「昭和の怪物」研究 その31
『空港』『つぐない』
『別れの予感』
『時の流れに身をまかせ』……
テレサ・テン いまも君の歌が聞こえる
情感に訴えかけ、
郷愁をかきたてる歌声は
テレサならではのもの。もう一度、
いや、ずっと聞いていたい。
写真キャプション
1985(昭和60)年、
『愛人』が大ヒット
し、テレサはNHK
紅白歌合戦に初出場
した。それに先だつ
12月15日のコンサー
ト(写真)も「テレ
サ屈指のステージ」
と評判に。しかし、
これが日本での最後
のソロコンサートに
なってしまった。
最後のページ。

ライフ・イズ・ショート。
だからグッド・メモリーを
たくさんつくりたい。
―テレサ・テン
写真下
日本で発表した楽曲は約260、中国
語の曲は1000を超える。ちなみに
テレサという名前は、クリスチャ
ンだった彼女の洗礼名。マザー・
テレサに憧れ、20代の頃からチャ
リティや寄付を熱心に行っていた。
左上の言葉は、前出・平野氏の著
書『華人歌星伝説 テレサ・テン
が見た夢』より