自伝の第二版が完成しました。
自伝と言っても、私のものではなくて、亡くなった義父のものです。
260ページの大作(写真右端)ですが、ワープロ専用機を使って作ったものを元に作り直しました。
データ(フロッピーディスクだったでしょう)もなく、印刷も悪いのでOCRは困難でしたが、GoogleDriveからGoogeleDocumentにしてテキスト化するという方法で、間違いは多いもののかなり助けられました。
カナ漢字変換辞書が不十分だったためか、誤字(漢字変換ミス)がかなりあったり、句読点の使い方が全般的に変だったので、手作業でかなりの修正をしました。
同世代(も、僅かとなりましたが)の人たちが読みやすいように、文字も大きめにし、本のサイズもA5にしました。実のところ、A版ならば、処理をしやすいということもあります。
この間一番困ったのは、互換インクによるトラブルで、予定通りの原稿印刷ができず、50部用の印刷(自前)が終わらずに、製本のための納品ができませんでした。
当初はできるだけ簡単にすませるため(=製本の締切に間に合わせるため)、また、元と同じ雰囲気にするため、表紙もタイトルと著者名だけのデザインとしたのですが、製本が仕上がってみると物足りなさを感じたので、カバーと、さらに帯を付けることにしました。
カバーはお遊びで、トレーシングペーパーを使い、本来の表紙がややぼかして透けて見えます。トレーシングペーパーには2枚の写真を印刷し、文字だけよりもちょっとだけ華やかな感じにしました。
このアイディアは、実は「テレサ・テン 没後1周年追悼展」の冊子のマネです。
本来は赤い表紙に文字だけなのですが、透明のビニール製のカバーにテレサ・テンの写真だけが印刷されています。(正直なところ、どんな意味があるのかよく分かりません。)
トレーシングペーパーはコシがないため、プリンターで詰まりやすいだけでなく、インクジェットのインクもよく染みこみません。予想はしていましたが、覚悟の挑戦でした。詰まりの対処としてはカールする山を上になるようにし、紙の先端方向をすこしすぼめるようにカットし(表紙の内側に折り込まれるので見えない)、詰まりを防ぐようにしました。
インクの滲みはインクを薄めにすることで対処。黒ベタが一番、避けるべき部分でした。ちなみに、印刷した面が内側になるようにし、写真自体も曇りガラスを通して見るような感じにしました。
売り物ではないので帯は要らないのですが、本物の書籍のように見せるための、これもアソビです。
意外だったのは、カバー・帯をきれいに折り込むことが難しかったことです。当初は、2枚を重ねて折り込もうとしましたが、それは適切でないことが分かりました。
分かったのは、まず本の上下にずれがないようにカバーをしっかりと折り込む。次に帯を左右の調整をしながら(=背の部分がずれないように)、さらに下辺がピッタリと合うようにしながら、折り込む。そういうやり方が一番いいと思いました。かなり大変で手間のかかる作業でした。
市販の書籍はどうやっているのでしょう。
2022年06月04日
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