2022年06月23日

置いてけ「ぼり」

 過日、BSで三木たかしの特集があって視聴しました。(過去にあったのと同じかも知れません。) 目的はもちろんテレサ・テンなのですが、坂本冬美の『夜桜お七』の歌詞で気になったことがあります。

置いてけ堀01.png

 耳で聞いただけでは気にならなかったことでしょうが、画面を見て気付いたことです。

 坂本冬美は「おいてけぼりを…」と歌うのですが、画面の字幕には
「置いてけ堀をけとばして」
と表示されています。
 そういえば、日常でもよく使う「おいてけぼり」ですが、「ぼり」が何なのかを考えたことはありませんでした。手許の電子辞書で調べてみました。

置いてけ堀02.png


 そもそもが「置いてけ」と声の聞こえる堀の通称に由来する表現でした。
 なるほど。「置いてけ堀」の漢字表記の理由はわかりました。
 ただ、歌詞は良く分かりません。
作詞:林 あまり
作曲:三木 たかし

赤い鼻緒がぷつりと切れた
すげてくれる手ありゃしない
置いてけ堀をけとばして
駆けだす指に血がにじむ

(中略)

口紅をつけてティッシュをくわえたら
涙が ぽろり もひとつ ぽろり

(後略)

 どこかを蹴飛ばしたのは分かりますが、どうしてそれが「置堀」である必要があるのかは分かりません。

 それにしても、この曲。メロディも歌詞もなかなか挑戦的な作品です。歌詞の中の「置いてけ堀」もさることながら、「ティッシュ」というのが面白いと思いました。


 
posted by kewpie at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 言語・文字
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/189621458
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
コメントの投稿について
○お名前とコメント欄の記入は必須です。
○メールアドレスは任意です。記入されても公開はされません。管理人のみに知らされます。
○スパム防止のため、
・ホームページアドレス欄への記入はできません。
・コメント欄にURLは記入できません。
・スパムと思われる語を記入できません。
 これらをしようとすると、最終的に投稿完了できません。
○投稿完了後に、管理人の判断でスパムと判断した投稿は削除させていただきます。