2022年07月11日

ウルトラマンのロゴ

 オンラインでこんな記事を見つけました。


 Quoraというサイトで、トリビア的なものを質問すると誰かが答えてくれるというところです。
 確かに、私自身が「へえっ!」と驚いたり感心したりすることがたくさん読める(ほとんどが写真・図入りなので、「見られる」とも言える。Seeing is believing.)のですが、個人的な見解とは言え、共感の持てるのが今日読んだ上の記事です。
 一言で言うと、ウルトラマンのロゴはフォント的な観点では統一感がないのだが、全体としてまとまっていて、後のウルトラシリーズのベースとなった、との趣旨のコメントが書かれています。
 確かにその通りです。全体としては統一感が欠けて、そういう意識のない子どもの書いたロゴみたいですが、(不統一とは言え)ウ・ラ・ンの払いのインパクトや、ロゴの下部が描くアーチ型が与えるインパクトなどは、好感(?)が持てます。
 ある意味では、なかなか真似のできない作品かも知れません。

 以下、記事の内容。
Oda Nohchi
アートディレクター/猟師2年前

デザイナー目線でこれは秀逸だと思うロゴデザインはありますか?

ぜひご紹介したいのがこれです。ご存知、ウルトラマンのロゴです。

これはわたしがいっときハマっていたいろんなロゴをトレースして作っていたときの一つです。

よく見ると、フォントデザイン上の規則性というのが希薄です。横線の書道でいうウチコミ的なものも左右にあったりなかったり。はらいも微妙にマチマチです。ルはくっついてるし、トに至っては、縦線が段違いです。

この仕事には多くのエッセンスが詰まっています。このバランスでしか成立しない、各文字のウエイトもカーニングも、この状態で初めて成立するものです。このフォントデータがあったとしても、結局はアウトライン化して調整しなくてはいけないレベルです。これはウルトラシリーズのテンプレートとなり、以後この「テイスト」が引き継がれます。時代によって尖ったり、装飾的になりますが、このテイストから離れたものにはなりませんでした。これはデザインという面ではすごいことです。ベーシックを作るというのは、どんな先進的な尖った仕事をするよりもデザイナーとしては誇らしいものです。

と、いろいろ言うことはできますが、わたしはこの時代のロゴデザイン全般が好みというのもあります。洗練されすぎていない、でもこれがエンタメなのか、信用優先のおかたいものなのか、印象でわからせようとする姿勢がとても好きです。読ませずに判らせるというのはデザインする上でとても大切です。

高輪ゲートウエイの駅名ロゴが明朝体で話題になっていますが、あれはカーニングもウェイト調整もされていないし、ゲート看板なのに読めばわかるだろうという、読まないとわからないやり方をとった時点で、わたしはデザイナー不在を疑っています。エディトリアルは専門ではありませんが、たぶんテキストベタ打ちがそのまま看板になったんじゃないかと思っています。





 
posted by kewpie at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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