「芳華-Youth-」という映画です。
AmazonのDVDの紹介文を見ると、
内容紹介とか
アジア最大の映画賞アジア・フィルム・アワード最優秀作品賞 受賞!
本国で爆発的大ヒット! 4000万人が涙した、美しく切ない青春ラブストーリー
1970年代の中国-激動の時代に軍歌劇団として前線で生きる若者たちがいた
【あらすじ】と書かれているものの、「テレサ・テン」の名前は全く出てきません。
17歳のシャオピン(ミャオ・ミャオ)はダンスの才能を認められ、軍の文工団に入団。
文工団は、歌や踊りを披露し兵士たちを時に慰め時に鼓舞する役割を担う歌舞団で、美しく才能あふれる若者たちが日々歌やダンスの練習を重ね芸術を競っていた。
母と再婚相手の実家に居場所がなかったシャオピンは、新しい人生が始まる希望に胸をふくらませ入団したものの、周囲となじめなかったが、そんな彼女の唯一の支えは模範兵のリウ・フォン(ホアン・シュエン)だった。
しかし時代が大きく変化する中、ある事件をきっかけに、リウ・フォンは文工団から戦争最前線の部隊へ送られ、二人の運命は非情な岐路を迎えるー。
何十年にもわたるシャオピンとリウ・フォンの関係を軸に、文工団の若者たちの初恋と交錯する想いが、心に沁みる美しい音楽と踊りに彩られ、描かれる。
「映画ナタリー」というサイトでは、見出しから「深夜にこっそりテレサ・テン、中国歌劇団の青春描く「芳華-Youth-」本編映像」と、テレサ・テンを扱っています。
こんな紹介文です。
2018年の第12回アジア・フィルム・アワードで最優秀作品賞を受賞した中国映画「芳華-Youth-」より、本編映像の一部がYouTubeにて公開された。
2019年4月3日 14:00 87 1
映画ナタリー編集部
「妻への家路」で知られるゲリン・ヤンの小説をもとに、歌や踊りで軍の士気を高める歌劇団“文工団”に所属する若者たちの青春を描いた本作。中国では公開から1カ月で約230億円の興行収入を記録し、4000万人以上の国民が鑑賞した。
映像には文工団のメンバー数人が深夜にこっそりと集まり、当時アジア圏で人気だったテレサ・テンの「からみあう愛情」を聴くシーンを収録。1970年代の中国ではテレサ・テンの楽曲を聴くことは禁止されていたが、トランペット奏者チェン・ツァンがひそかに音源を手に入れ、カセットテープにダビングし宿舎に持ち込んでいた。このシーンは、それまで文芸的な楽曲しか知らなかったメンバーが、歌詞の内容や色気のある歌い方に感動し、虜になる場面となっている。
「女帝(エンペラー)」「唐山大地震」のフォン・シャオガンが監督を務めた「芳華-Youth-」は、4月12日より東京・新宿武蔵野館ほか全国ロードショー。
2年も前に公開されている映画なのですが、私は知りませんでした。
「深夜にこっそりテレサ・テン」のシーンを取り扱った映像があります。
映画中でカセットテープで聴く「テレサ・テン」は『儂情萬縷(「からみあう愛情」)』です。たしかに、愛を穏やかに、しっとりと歌っている曲です。
儂情萬縷
作詞:曉燕
作曲:古月
歌手:ケ麗君
儂情千萬縷,
絲絲為了你。
盼君多珍惜,
願你長相憶。
今生永不渝,
今世永不移。
長籐倚老樹,
形影永相系。
儂情千萬縷,
絲絲為了你。
問君可知曉,
願你長相憶。
愛的日子裏,
叫人難忘記。
長籐倚老樹,
形影永相系。