2022年11月24日

コンセント、USB、パス・・・

 この人の気持ち、よく分かります。


「蛇口をひねる(正確にはバルブをひねる)」のように、正確には間違っているけれども普通に使っていて違和感のない表現は他に何がありますか?
どうしてもプラグの方を持って「コンセント」って言っちゃう。

「このコンセントどこ挿せばいい?」みたいな。挿すのはプラグの方です。まあだいたい通じるし注意されたこともないんですけどね。

あと、個人的には「USBメモリスティック」のことを「USB」って略すのが気持ち悪くて仕方ないんですが、意図は分かるので特に注意したことはありません。僕としてはトイレブラシのことを”トイレ”って省略するくらいの違和感があるんですが、みなさん「USB貸して」「USBに入れて」と平気で言ってるのできっともう違和感のない表現なんでしょう。


 「コンセント」は一般の人だけでなく、メディアなどで言われたり書かれたりしています。そもそも和製英語なのですが、プラグのことを「コンセント」というなら、その「コンセント」はどこに刺すのでしょう。

 USBもしかり。まあ、USBメモリー(スティック)が飛び抜けて一番使われる場面が多いので、こうなってしまうのでしょう。

 かつての同僚の話で慣れるまで迷ったのが、「パス」でした。「パスが分からない」という言い方をするので、pathのことだと思ったら、本人は「パス・ワード」の意味で言っていたのです。では、pathのことは何というのでしょう。

 「蛇口をひねる」は言われて「確かに・・・」と思いました。
 これで思い出すのは、「お湯を沸かす」です。水を湧かして、お湯という結果を得るわけです。 
 バルブをひねって、その結果として蛇口から水を出すということです。
 つまり、結果を先だって表現に使っているという、そういう表現方法が日本語の中にはあるのかも知れません。

posted by kewpie at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 言語・文字
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