私の行きつけの献血ルームでは、「天気が悪い日の方がたくさんの人に来ていただける」と聞いていました。遊びに行かずに「献血にでも行くか」という気持ちになるからのようですが。
献血者減少でピンチ 新型コロナに最強寒波も影響 「輸血必要とする人のために協力を」 鹿児島県[01/27 19:14]
鹿児島県内で献血をする人が今、極端に減っています。寒さや新型コロナが影響しているためで、輸血用の血液は必要な量が確保できない状態が続いていて、赤十字血液センターは協力を呼びかけています。
(レポーター)「鹿児島市の献血ルームです。こちらに11台あるベッドは、コロナ前の土日は埋まっていたそうですが、この時間は2台しか使われていません」
全国の献血者数は例年、冬から春先にかけて減る傾向にあります。寒さで外に出るのを控えたり、体調を崩す人が増えたりするためです。
これに加え、県内では今月、新型コロナの感染急拡大も拍車をかけ、献血をする人が大幅に減少。今月1日からおととい25日まで、県内では400ミリリットル献血で3316人分が必要でしたが、2869人しか献血者がおらず、447人分の不足となりました。この不足分は去年1月のおよそ6倍です。
危機的な状況の中、赤十字血液センターでは、過去に献血した人にメールやはがきで協力を呼びかけました。また、鹿児島市に2か所ある献血ルームでは、ふだんは午後5時までの受け付け時間を27日までの1週間、午後5時半まで延長しました。しかし、大雪とも重なり献血者は増えませんでした。
そんな中、27日献血に協力した人は。
(献血を終えた人)
「身近にできるボランティアだと思ってやっている。自分の健康管理にも。肝臓とかいろんな数値が出るから」
「自分のためにも、何かあったとき助けてもらう立場だと思えば、できるときはしようと」
今回午後5時半まで延長した受け付け時間について「仕事帰りでも立ち寄れるようもっと長くしてほしい」という声もありますが・・・
(県赤十字血液センター広報担当 田畑絵利菜さん)「(輸血用の)血液をタイムリミット内に製造しないといけないという時間的制約によって、どうしても今の設定が限界」
血液の安定的な供給のため、九州内の献血は、まず福岡に集められ検査などが行われます。時間的な制約があり、献血ルームの受け付け延長は難しいのです。
寒さに新型コロナ、時間など様々な制約がありますが、赤十字血液センターは、輸血を必要とする人たちのために協力してほしいと呼びかけています。
(県赤十字血液センター 田畑絵利菜さん)「いままで献血にご協力いただいていた人も、したことがない人にも、献血ルームや献血バスに足を運んでいただきたい」
なお新型コロナに感染した人も、症状がなくなってから4週間たてば献血できます。また、濃厚接触者も最後の接触日から2週間たてば献血できるということです。
https://www.mbc.co.jp/news/article/2023012700062462.html
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