2023年02月28日

知らなかったお花墨

 外国の知人から質問を受けました。

お花墨.jpg


 「ここ(右)に何て書いてあるのか」という質問です。
 かの感じ(「漢字」ではなく「漢字」)、図形としてのこの3文字のイメージは見た覚えがあるのですが、はっきりとは分かりませんでした。
 「花」は分かりますが、その下は「臺」(「台」の異体字、旧字?)のように見えます。
 そんな私を救ってくれたのは、質問をくれた当の本人でした。
 「墨のようだが…」。
 確かにその通りです。しかも、この写真は、書道の墨の写真です。

 問題は「お花」ですが、どうしてそんな言葉がくっついているのか。

 この情報は簡単に見つかりました。



 正式な名前が紅花墨(こうかぼく)で、お花墨(おはなずみ)が通称とのこと。
 どうして「花」なのかというと、菜種油(紅花と説明しているサイトもあり)の油煙を含ませているからのようです。油煙を集めるのですから、結構な手間です。
 いろいろなランクがありますが、かなりいいお値段です。

 こんなふざけた商品も売られているようです。

お花墨03.jpg



posted by kewpie at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 言語・文字
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