その一つがグリップの悪さである。かつての銀塩カメラのコンパクトタイプだってこんなに持ちにくかった記憶はない。ボディーが小さく、薄く、そして背部の液晶画面が大きいため、「つかむ」というよりも「つまむ」という感じだ。
右側のグリップ部は、やや太くなっているが、表面処理の関係でよく滑る。ストラップに手を通しておかないと、いつか必ず落とすだろう。落とさないにしても撮影時には不安定だ。
そこで、「滑り止め」を付けることにした。

素材はダイソーの自動車コーナーにあった、「小物の滑り止めシート」(商品名は忘れました。)。2種類あったが、より貼り付き感の強い方。

これを上の写真のようにカットし、グリップ部に貼り付け。背面部まで包み込むようにしたいが、ボタンが並んでいて出来ない。従って背面部は親指のあたる部分だけとした。
「滑り止め」用品なので表裏ともに粘り感があるが、「感」だけでは剥がれてしまうので、両面テープで固定をした。
実際の使用感は・・・まあまあ。無いよりは遙かに良い。滑らない! ただし、この素材は柔らかく厚みも1ミリほどあるので、「しっかりとグリップ」というよりも「柔らかくグリップ」という感じだ。カメラの大きさが小さいので、右手で「包み込むように」とはならないが、それでも「滑りそう」という感じはほぼ無くなった。
左手でどのようにカメラを支えたらいいのか、そちらは今でも分からない。
次の課題は、動画記録の際の風切り音対策だ。
--------
追記
同じようなことを考える人はいるもので、「DSC-HX5V 用 グリップ 向上 シール」と称して、Yahoo!Auctionsで自作のものを売っている人がいる。


率直なところ、グリップ部以外は不要だと思うが、付加価値を付けることも販売には必要かも。
説明に「この季節、カメラボディのひんやりした感触を抑える事にも有効です。」と書かれているが、これは以前使っていたfz-30/fz-50で私も感じていたこと。一眼レフのような形状だったので、左手がレンズの根本を支える形になるのだが、そのため冬の屋外ではとても手が冷えるので「何か貼り付けようか」とずっと思っていた。
この商品の出品者が利用しているのは「ベルビアンシート」というらしい。