「放射性廃棄物はどこへ? 」という番組がNHK BS1で放送されたことが分かりました。
思わず最後まで見ましたが、「後編」はアップロードされていないようです。
(5/24 追記:「後編」もアップロードされました。)
NHKさん、再放送をしてくれないでしょうか。
すでに、NHKのホームページには詳しい説明がなくなっていますが、COCCOLITH EARTH WATCH REPORTというブログで、コピーをしてくれていたので、再コピーをさせてもらいます。
-------------ここから
17日(火)前 編
当初から原子力発電を推進する上で最大のネックは、原子炉から排出される放射性廃棄物、いわゆる核のゴミの処理方法であった。およそ50年の間、各国はドラム缶に詰めて海洋投棄していたが、グリーンピースなど民間の反核団体の運動が高まり、1993年以降は船上からの海洋投棄は全面禁止となった。その後、各国は核廃棄物をどう処理しているのであろうか?
核開発はもともと軍事技術として研究が進められたため、取材班はまず世界初のプルトニウム生産工場を訪ねることにした。米・エネルギー庁からは取材を拒否されたが、コロンビア川沿いにハンフォード核施設に近づくと、土壌からも、川の水からも、高濃度のウランやトリチウムが検出された。かつて汚染水を封じ込めたコンクリートからは、今も漏洩があるという。
一方、旧ソ連の核開発拠点となったチェリヤビンスクのマヤーク核施設では、1957年に核爆発事故が起きたが、公表されず地元住民にも伏せられた。この地域を流れる川の下流は今も放射能レベルが高く、人々の健康が脅かされている。さらに汚染された魚や牛乳を食べたため、体内被ばくしている例もあるというずさんな実態が明らかになった。
18日(水)後 編
世界一の原子力推進国であるフランスでは、放射性廃棄物をどのように処分しているのであろうか?国内の原子力発電所から排出された廃棄物だけでなく、日本や他のヨーロッパ諸国からのものや、軍事用のものまでが、英仏海峡に面したラ・アーグに集められる。そこでは世界最大の原子力企業アレヴァ社が、核廃棄物の処分を一手に引き受けている。アレヴァ社の広報担当者の説明によると、使用済み核燃料は特殊な再処理工程を経た後、1%がプルトニウムとして、95%がウランとして回収され再利用されるため、廃棄されるのは全体のわずか4%にすぎないという。
そこで取材班は、回収されたウランが、どこで、どのように使われているかを知るため、追跡取材することにした。回収ウランの行き先は、フランスから8千キロ離れたシベリアの奥深くにあるトムスク、そしてさらにその先にある地図に載っていない秘密都市セヴェルスクだった。外国人は立ち入りを禁じられているが、Googleマップで施設内を上空からのぞくと、たくさんのコンテナのような物体が無造作に放置されていた。使用済み核燃料95%再利用の実態は如何なるものであろうか?
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2011年05月21日
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