そして「読んde!!ココ」をその後も使い続けたのは、認識した文字を音声で読み上げてくれるので、誤認識された文字(チェックする人間も誤認識をどうしても見落としてしまう)を発見する手伝いをしてくれます。
例えば、カタカナの「エ」と漢字の「工」、カタカナの「ロ」と漢字の「口」、さらには「一」(漢字)「ー」(長音)「―」(マイナス)「−」(ダッシュ)などの文字種の違いは表示色でも区別してくれるがそれでも間違えてしまいます。
でも、例えば「出ロ」を「でぐち」でなく「でろ」と読んでくれれば、誤認識されているとすぐに分かります。
長い間重宝してきた「読んde!!ココ」ですが、それを作ってきたAIソフトをエプソン販売株式会社が吸収合併して(実は、2006年11月というはるか以前のこと)、事実上更新をしなくなってしまったのです。そのため最終バージョンのV.13を使い続けていますが、Windows7になって、「読んで」くれなくなってしまいました。全く読まないか、何か滅茶苦茶な読みになってしまうのです。
たまたま昨夜、駄目で元々という気持ちでエプソンのサイトを開いてみて、「ひょっとすると…」というサポート情報がありました。
http://ai2you.com/support/qa/showans.asp?N=3493
Q:Windows Vista環境で、読み上げ機能が利用できない
というものです。
「A:Windows Vistaにて読み上げ機能をご利用になるには「読んde!!ココ」を管理者として実行していただく必要がございます。」
と書かれていたので、早速その通りにしてみました。

そして、読ませてみました。

この通り、読んでくれました。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
上のサンプルで、「読んde」のところが「?」ですが、何度も聞いてみると、「どくんで」と読み上げていることが分かります。発音辞書にないので仕方のないことですが、これ自体は「読んde!!ココ」の使用自体の障害にはならないのです。
変な読み方をしたところは、辞書にもないような特殊な箇所ということになるので、人間がチェックすべき箇所の目印でもあるからです。