2012年04月21日

「2011.07.27 国の原発対応に満身の怒り - 児玉龍彦」氏



 せっかく、日英の文字データが含まれているので、文字化してみました。
 日本だけでなく、海外の人にも多少なりとも読んでいただく可能性が増すと思いますので。

 まず、日本語です。基本的に字幕のデータをそのまま使いましたが、
1 不要または間違いと思われる1バイトのスペースは削除しました。
2 読みやすさを考慮して、句点(。)の後以外の改行を削除しました。
3 やはり読みやすさを考慮して、英数字は全て1バイトの該当文字(半角)にしました。

------- 引用開始

私は東京大学アイソトープ総合センター長の児玉です。
3月15日に、大変に驚愕しました。
私ども東京大学には27箇所のアイソトープセンターがあり、放射線の防護とその除染などの責任を負っております。
私自身は内科の医者でして、東大病院の放射線の除染などに数十年関わっております。
まず3月15日の午前9時ごろ、東海村で5マイクロシーベルトという線量を経験(観測)しまして、それを文科省に第10条通報ということで直ちに通報いたしました。
その後東京で0.5マイクロシーベルトを超える線量を検出しました。
これは一過性に下がりまして、そのあと3月21日に東京で雨が降り0.2マイクロシーベルト等の線量が降下し、これが今日までの高い線量の原因になっていると思っております。
このときに枝野官房長官が、さしあたり健康にあまり問題がないということをおっしゃいましたが、私はじっさいにこのときにこれは大変なことになると思いました。
なぜなら現行の放射線の障害防止法というのは、高い線量の放射線が少しあることを前提にしています。このときは総量はあまり問題ではなくて、個々の濃度が問題になります。
ところが今回の福島原発の事故というのは、100キロ圏で5マイクロシーベルト、200キロ圏で0.5マイクロシーベルト、さらにそれを越えて、足柄から静岡のお茶にまで汚染が及んでいることは、今日、すべてのみなさんがご存じの通りであります。
われわれが放射線障害をみるときには総量を見ます。
それでは政府と東京電力はいったい今回の福島原発事故の総量がどれぐらいであるか、はっきりとした報告はまったくしていません。
そこで私どもはアイソトープセンターの知識をもとに計算してみますと、まず熱量からの計算では広島原爆の29.6個分に相当するものが露出しております。ウラン換算では20個分のものが漏出しています。
さらにおそるべきことにはこれまでの知見で、原爆による放射能の残存量と、原発から放出されたものの残存量は、1年経って、原爆が1000分の1程度に低下するのに対して、原発からの放射線汚染物は10分の1程度にしかならない。
つまり今回の福島原発の問題はチェルノブイリ事故と同様、原爆数十個分に相当する量と、原爆汚染よりもずっと大量の残存物を放出したということが、まず考える前提になります。
そうしますと、われわれはシステム生物学というシステム論的にものをみるやり方でやっているのですが、総量が少ない場合には、ある人にかかる濃度だけを見ればいいです。
しかしながら総量が非常に膨大にありますと、これは粒子の問題です。
粒子の拡散というのは、非線形という科学になりまして、われわれの流体力学の計算ではもっとも難しいことになりますが、核燃料というものは、砂粒のようなものが、合成樹脂のようなものの中に埋め込まれております。
これがメルトダウンして放出されるとなると、細かい粒子がたくさん放出されるようになります。
そうしたものが出てまいりますと、どういうことがおこるかというのが今回の稲藁の問題です。
例えば岩手の藤原町では、稲藁5万7千ベクレルパーキログラム、宮城県の大崎1万7千ベクレルパーキログラム、南相馬市10万6千パーキログラム、白河市9万7千パーキログラム、岩手6万4千パーキログラムということで、この数値はけして同心円上にはいかない。
どこでどう落ちているかということは、その時の天候、また例えばその物質が水を吸い上げたかどうか、にかかります。
今回の場合も、私は南相馬に毎週行っています。
東大のアイソトープセンターは現在までに7回の除染を行っていますが、南相馬に最初にいったときには1台のNaIカウンターしかありません。
農林省が通達を出した3月19日には、食料も水もガソリンも尽きようとして、南相馬市長が痛切な訴えをWebに流したのは広く知られているところであります。
そのような中で通達1枚を出しても誰も見ることができないし、誰も知ることができません。
稲藁がそのような危険な状態にあるということは、まったく農家は認識されていない。
農家は飼料を外国から買って、何十万という負担を負って、さらに牛にやる水は実際に自分たちが飲む地下水にその日から代えています。
そうするとわれわれが何をやらなければいけないのかというと、まず汚染地で徹底的な測定ができるように保障しなければいけません。
われわれが5月下旬に行ったときに1台しか南相馬になかったというけれど、実際には米軍から20台の個人線量計が来ていました。
しかしその英文の解説書を市役所の教育委員会で分からなくて、われわれが行って、教えてあげて実際に使いだして初めて20個での測定ができるようになった。それが現地の状況です。
それから先程から食品検査と言われていますが、ゲルマニウムカウンターというのではなしに、今日ではもっとイメージングベースの測定器が、はるかにたくさん半導体で開発されています。
なぜ政府はそれを全面的に応用してやろうとして、全国に作るためにお金を使わないのか。
3カ月経ってそのようなことが全く行われていないことに私は満身の怒りを表明します。
第二番目です。
私の専門は、小渕総理のときから内閣の抗体薬品の責任者でして、今日では最先端研究支援ということで、30億円をかけて、抗体医薬品にアイソトープをつけて癌の治療をやる。
すなわち人間の身体の中にアイソトープを打ち込むのが私の仕事ですから、内部被曝問題に関して、一番必死に研究しております。
そこで内部被曝がどのように起きるかということを説明させていただきます。
内部被曝の一番大きな問題は癌です。
癌がなぜ起きるかというと、DNAの切断を行います。
ただしご存知のように、DNAというのは二重らせんですから、二重のときは非常に安定的です。
それが細胞分裂するときは、二重らせんが1本になって2倍になり、4本になります。
この過程のところがもの凄く危険です。
そのために妊婦の胎児、それから幼い子ども、成長期の増殖の盛んな細胞に対しては、放射線障害は非常な危険性を持ちます。
さらに大人においても、増殖の盛んな細胞、例えば放射性物質を与えると、髪の毛に影響したり、貧血になったり、それから腸管上皮に影響しますが、これらはいずれも増殖の盛んな細胞でして、そういうところが放射線障害のイロハになります。
それで私たちが内部に与えた場合のことで知っている事例を挙げます。
これは実際には一つの遺伝子の変異では癌はおこりません。
最初の放射線のヒットが起こった後に、もう一個の別の要因で、癌への変異が起こるということ、これはドライバーミューテーションとか、パッセンジャーミューテーションとか、細かいことになりますが、それは参考の文献をつけてありますので、後で、チェルノブイリの場合や、セシウムの場合を挙げていますので、それを見ていただきますが、まず一番有名なのはα線です。
kodama.jpg

プルトニウムを飲んでも大丈夫という東大教授がいると聞いて、私はびっくりしましたが、α線は最も危険な物質であります。それはトロトラスト肝障害というところで、私ども肝臓医は、すごくよく知っております。
要するに内部被曝というのは、さきほどから何ミリシーベルトという形で言われていますが、そういうのは全く意味がありません。
I131(ヨウ素131)は甲状腺に集まります。
トロトラストは肝臓に集まります。
セシウムは尿管上皮、膀胱に集まります。
これらの体内の集積点をみなければ全身をいくらホールボディスキャンしても、まったく意味がありません。
トロトラストの場合、これは造影剤でして、1890年からドイツで用いられ、1930年頃から日本でも用いられましたが、その後、20から30年経つと肝臓がんが25%から30%起こるということが分かってまいりました。
最初のが出て来るまで20年というのが何故かと言うと、トロトラストはα線核種なのですが、α線は近隣の細胞を障害します。そのときに一番やられるのは、P53という遺伝子です。
われわれは今、ゲノム科学ということで人の遺伝子の配列を知っていますが、一人の人間と別の人間はだいたい三百万箇所違います。
ですから人間を同じとして扱うような処理は今日ではまったく意味がありません。
いわゆるパーソナライズドメディスンと言われるようなやり方で、放射線の内部障害を見るときにも、どの遺伝子がやられて、どのような変化が起こっているかということをみることが、原則的な考え方として大事です。
トロトラストの場合は、第一の段階でP53の遺伝子がやられて、それに続く第二、第三の変異が起こるのが20年から30年かかり、そこで肝臓癌や白血病が起こってくることが証明されています。
次にヨウ素131、ご存知のように甲状腺に集まりますが、成長期の集積がもっとも特徴的であり、小児に起こります。
しかしながら1991年に最初、ウクライナの学者が甲状腺癌が多発しているというときに、日本やアメリカの学者は、ネイチャーに、これは因果関係が分からないということを投稿しております。
なぜかというと1986年以前のデータがないから統計学的に有意だということが言えないということです。
しかし統計学的に有意だということが分かったのは、20年後です。
20年後に何が分かったかというと、86年から起こったピークが消えたために、過去のデータがなくても因果関係があるということがエビデンスになった。
ですから疫学的な証明というのは非常に難しくて、全部の症例が終わるまでだいたい証明できないです。
ですから今、われわれに求められている子どもを守るという観点からはまったく違った方法が求められます。
そこで今、行われているのは、国立のバイオアッセ―研究センターという、化学物質の効果を見る、福島昭治先生という方がチェルノブイリの尿路系に集まるものを検討されていまして、福島先生たちが、ウクライナの医師と相談して500例以上のある症例を集めています。
前立腺肥大のときに手術をしますと膀胱もとれてきます。
これを見まして検索したところ、高濃度の汚染地区、尿中に6ベクレルパーリットルと微量ですが、その地域ではP53の変異が非常に増えていて、しかも増殖性の前癌状態、われわれからみますと、P38というMAPキナーゼと、NFカッパーBというシグナルが活性化されているのですが、それによる増殖性の膀胱炎というのが必発性でありまして、かなりの率で上皮内の癌ができているということが、報告されています。
それでこの量に愕然といたしましたのは、福島の母親の母乳から2から13ベクレル、7名から検出されているというがすでに報告されていることであります。
われわれアイソトープ総合センターでは、現在まで毎週だいたい4人ぐらいの所員を派遣しまして、南相馬市の除染に協力しております。
南相馬でも起こっていることはまったくそうでして、20キロ、30キロという分け方はぜんぜん意味が無くて、幼稚園ごとに測っていかないと全然ダメです。
それで現在、20キロから30キロ圏にバスをたてて、1700人の子どもが行っていますが、実際には南相馬で中心地区は海側で、学校の7割は比較的線量は低いです。
ところが30キロ以遠の飯館村に近い方の学校にスクールバスで毎日100万円かけて、子どもが強制的に移動させられています。
このような事態は一刻も早くやめさせてください。
今、一番その障害になっているのは、強制避難でないと補償しないということ。
参議院のこの前の委員会で、当時の東電の清水社長と海江田経済産業大臣がそのような答弁を行っていますが、これは分けて下さい。
補償問題と線引の問題と、子どもの問題は、ただちに分けて下さい。
子どもを守るために全力を尽くすことをぜひお願いします。
それからもう一つは現地でやっていて思いますが、緊急避難的除染と恒久的除染をはっきりわけていただきたい。
緊急避難的除染をわれわれもかなりやっております。
例えば図表にでています、滑り台の下、ここは小さい子どもが手をつくところですが、滑り台から雨水が落ちて来ると毎回ここに濃縮します。
右側と左側にずれがあって、片側に集まっていますと、平均線量1マイクロのところですと、10マイクロの線量が出てきます。
こういうところの除染は緊急にどんどんやらなくてはなりません。
またコケが生えているような雨どいの下、これも実際に子どもが手をついたりしているところなのですが、そういうところは、高圧洗浄機を持って行ってコケをはらうと2マイクロシーベルトが0.5マイクロシーベルトにまでなります。
だけれども、0.5マイクロシーベルト以下にするのは非常に難しいです。
それは建物すべて、樹木すべて、地域すべてが汚染されていますと、一か所だけを洗っても全体を下げることは非常に難しいです。
ですから除染を本当にやるときに、一体どれぐらいの問題がかかり、どれぐらいのコストがかかるかといことをイタイイタイ病の一例であげますと、カドミウム汚染地域、だいたい3000ヘクタールなのですが、そのうち1500ヘクタールまで現在、除染の国費が8000億円投入されています。
もしこの1000倍ということになれば一体どれだけの国費が必要になるのか。
ですから私は4つのことを緊急に提案したいと思います。
第一に国策として、食品、土壌、水を、測定していく。
日本がもっている最新鋭のイメージングなどを用いた機器を使って、半導体のイメージング化は簡単です。
イメージング化して流れ作業にしていくという意味での最新鋭の機器を投入して、抜本的に改善してください。
これは今の日本の科学技術でまったく可能です。
二番目。緊急に子どもの被曝を減少させるために、新しい法律を制定してください。
私の現在やっていることはすべて法律違反です。
現在の障害防止法では、核施設で扱える放射線量、核種などは決められています。
東大の27のいろいろなセンターを動員して南相馬の支援を行っていますが、多くの施設はセシウム使用権限など得ていません。
車で運搬するのも違反です。しかしお母さんや先生たちに高線量のものを渡してくるわけにはいきませんから、今の東大の除染では、すべてのものをドラム缶に詰めて東京にもって帰ってきています。
受け入れも法律違反、すべて法律違反です。
このような状態を放置しているのは国会の責任であります。
全国の国立大学のアイソトープセンターには、ゲルマニウムをはじめ最新鋭の機種を持っているところはたくさんあります。
そういうところが手足を縛られたままで、どうやって、国民の総力をあげて子どもを守れるでしょうか。
これは国会の完全なる怠慢であります。
第三番目、国策として土壌汚染を除染する技術に、民間の力を結集して下さい。
これは例えば東レとかクリタだとかさまざまな化学メーカー、千代田テクノルとかアトックスというような放射線除去メーカー、竹中工務店などは、放射線の除染に対してさまざまなノウハウを持っています。
こういうものを結集して、ただちに現地に除染研究センターを作って、実際に何十兆円という国費がかかるのを、今のままだと利権がらみの公共事業になりかねないという危惧を私は
強くもっています。
国の財政事情を考えたら、そんな余裕は一瞬もありません。
どうやって本当に除染をやるか。
七万人の人が自宅を離れて彷徨っているときに
国会は一体何をやっているのですか。
以上です。
------- 引用終了


以下、英語の字幕内容です。
明らかなミスタイプと思われるものは、訂正しました。

------- 引用開始

Lower House of Representatives Ministry of Health, Labour and Welfare 9AM - In Session
Next is Dr. Kodama. Please go ahead.
Thank you. My name is (Dr. Tatsuhiko) Kodama.
I am chairman of the Radioisotope Center at the University of Tokyo.
I would like to express my deepest shock
surrounding events occuring on the day of March 15.
The University of Tokyo have 27 radioisotope centers
and are responsible for measures regarding nuclear safety and decontamination.
As a practicing doctor of internal medicine,
I have been involved in the operation of decontamination facilities
at University of Tokyo's Hospital for many decades.
On March 15,
Please refer to this diagram here...
At around 9:00am we detected 5 microsieverts (μSv/h) of radiation in Tokai Village
We quickly reported these readings to the Ministry of Education, Science and Technology as demanded by law in Article 10.
Later on, we detected radioactivity measuring over 0.5 μSv in Tokyo.
After it rained in Tokyo on March 21 the level of radioactivity dropped to 0.2 μSv.
We believe that this is one of the causes of high levels of radioactivity existing to the present day.
When I heard Chief Cabinet Secretary Edano announce that there were few health risks related to the accident
I feared we were headed for a dire situation.
The reason is current nuclear safety law assumes t all radioactive material being handled is in small amounts.
In this case, it is enough to just measure certain points of the body where radioactive material is known to gather instead of total amounts of radioactivity.
However, high levels of radioactivity has been detected measuring 5 μSv/h within a range of 100 km
and 0.5 μSv in areas within 200 km of the Fukushima nuclear plant.
Now I am sure you are all aware that high levels of radioactivity have even been detected beyond these ranges
with radioactivity even being detected in tea leaves from Ashigara (Kanagawa) all the way to Shizuoka.
For situations like the accident where high amounts of radioactive material are involved, we need measurements of the total amount of radioactivity that may have been leaked.
But even until now...
TEPCO and the government have NOT made ANY clear reports about measured radioactivity AT ALL!
Therefore, my team at the Radioisotope Center took it upon ourselves
to measure and calculate the total amount of radioactive contamination using all of our expertise on the subject
and found the total amount of leakage to be about 29.6 times the amount of contamination caused by the nuclear bomb dropped on Hiroshima.
If we assume all of the source material to be uranium,
the total amount of leakage calculated is approx. 20 times the radioactivity caused by the Hiroshima bomb.
To make matters worse,
if we compare the residual radiation of material from the Hiroshima bomb with the residual radiation from the Fukushima plant,
the residual radiation from the bomb was found to decrease at a rate of 1 / 1000 per year
while residual radiation in Fukushima decrease by only 1 / 10 per year.
In other words,
we must assume that the Fukushima accident is indeed equivalent to the Chernobyl disaster
and that the amount of radioactivity leaked is in the tens of times the radioactivity leaked by the Hiroshima nuclear bomb.
We must also assume that high levels of residual radioactivity leaked is worse in quantity and will last longer than that from the Hiroshima bomb.
When assessing the situation using methods from systems biology.
where we look at biological organisms as part of a system
in cases where total amounts of radioactivity are small,
it is enough to measure the different points where radioactive material is known to accumulate in the body.
However, for cases where total amounts of radioactivity are extremely large
this is a molecular particle.
I would like to talk about the spread of radioactive particles in more detail
but this usually involves non-linear science and extremely complicated calculations using fluid dynamics.
So for our purposes I will say that the fuel used in nuclear plants
resemble sand pebbles of radioactive particles buried within a composite resin.
When this fuel undergoes a meltdown, large numbers of these small particles are released and problems like the contamination of livestock feed straw occur.
For example, 57 kilobecquerels per kg of straw was detected in Fujiwara, Iwate Prefecture,
17 kBq per kg in Ozaki, Miyagi Prefecture,
10.6 kBq per kg in Minami Souma,
9.7 kBq per kg in Shirakawa City, Fukushima,
and 6.4 kBq per kg in Iwaki, Fukushima.
Please note that all of these values will never be distributed over the affected area in neat concentric circles.
Where these particles may fall depends on a variety of factors like the weather,
and whether it may have absorbed water etc.
In order to gather more decisive data, our teams have travelled every week from the Radioisotope Center in Tokyo to and from Minami Souma 700km away to conduct tests and decontamination.
The first time we went we had only one sodium iodide based geiger counter with us.
The situation at the time of March 19th had events like MAFF (the Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries) issuing its directive
to use only feed straw that had been harvested prior to the accident
and the mayor of Minami Souma sending desperate please for help over the Internet as his city was running out of food, water and gasoline .
Simply sending out government directives in this sort of situation where communications and lifelines were slowed greatly or severed were highly ineffective.
The people who needed to know couldn't know.
There was no way farmers could know just how dangerous the condition of their feed straw became.
From that day on, farmers were to start spending tens of thousands of yen on imported feed
and share the same limited amounts of ground water that they need themselves with their cows.
In light of all this, what we believe needs to happen is we need to ensure that we are able to measure the levels of radioactivity in the disaster areas in a comprehensive and detailed manner.
As I was talking about earlier when we started going to Minami Souma in late May,
we had only one sodium iodide based counter with us.
There were actually 20 personal Geiger counters supplied by the US military available for our use.
However, the City's Board of Education couldn't understand the papers explaining the equipment because they were all in English.
It was only when our team arrived that we knew about the equipment
and that we were able to explain it to them and start using it.
This is the sort of situation the disaster area is in.
Regarding the testing of food products I was talking about earlier,
we need to use more advanced equipment capable of graphic imaging
and using many semiconductors that have already been developed, not just simple germanium based counters.
Why won't the government commit the money
to buy the equipment to perform these necessary measurements?!
I am filled with anger that three months have passed
and yet absolutely nothing has been done!
The second point I would like to make:
My specialization is in cutting-edge research of antibody drugs.
This research was endorsed by the government from when Keizo Obuchi was still prime minister.
Working with a budget of 3 billion yen, this research involved attaching radioisotopes to antibodies for use in the treatment of cancer.
This means that I am quite familiar with the problems of internal exposure to radioactive materials
as studying the effects of radioactive materials on the body is part of the research I am diligently conducting.
Therefore, I would like to take this opportunity to explain what problems will occur from internal exposure to radioactivity.
The biggest problem from internal exposure to radioactivity is cancer.
Cancer occurs during DNA replication.
As you all know, DNA is in the shape of a double helix.
In this state, DNA is extremely stable.
During cell reproduction, the two strands merge into one,
split into two,
and then split again to form four strands.
It is during this process where dangerous problems can occur.
Therefore, radioactivity becomes extremely dangerous for fetuses of pregnant women, young children, and any type of cells that are frequently produced.
Furthermore, radioactive damage to cells which are frequently produced for example, hair, anemia, and the outer skin of the intestines etc.
Basically anywhere in the body where cells are frequently produced is highly sensitive to radioactive damage. This applies to adults as well.
Allow me to share an actual case of the specific effects of internal exposure to radioactivity.
In this case, cancer will not occur from one bad mutation of a gene.
Even after applying the first hit of radiation, there is another, separate reason for cancer occurring
which manifests as "driver mutations" or "passenger mutations" which I will refrain from explaining in detail at this time.
Detailed descriptions can be found in references I have listed at the end of my report.
I will also refer back to them later when I talk about Chernobyl, cesium etc.
But first, I would like to say that the most well-known cause of cancer are alpha rays.
I was shocked to learn about a professor from the University of Tokyo who said that there were no health risks in ingesting plutonium.
I want to emphasize that alpha rays are the most dangerous of substances.
From studying the effects of thorotrast on the liver, my team has become very familiar with the destructive effects of alpha rays.
First off, I would like to say that it is completely meaningless to talk about the effects of internal exposure to radioactivity using current discussion methods involving microsieverts etc.
Iodine-131 gathers in the thyroid gland.
Thorotrast accumulates in the liver.
Cesium will gather inthe outer skin of the brain stem and bladder.
There is no point in doing full body scans when radioactivity must be measured from the specific areas of the body where these radioactive materials gather.
In the case of thorotrast...
the numbers reported here are a bit on the small side and I would have liked to show an example with larger numbers...
in any case, thorotrast was used as a contrast medium in Germany in 1890 and was brought into use in Japan in the 1930s.
From these studies, we now know there is a 25% to 35% increased chance of liver cancer occurring after 20 to 30 years if one ingests thorotrast.
Why does it take 20 years for cancer to develop?
The alpha ray nuclides emitted from the thorotrast damages nearby cells.
The gene which receives the most damage from this is the P53 gene.
From genomic studies, we now know that 3 million segments of the human genome sequences between any two individuals differ from each other.
Because of this, applying the same treatments to all affected individuals is completely meaningless.
In what is known as "personalized medicine", instead of just looking at the damage caused by radioactivity,
the most important principle is seeing which specific genes have been damaged and how they have changed.
In the case of thorotrast, the P53 gene is affected in the first stage with second and third stage mutations occuring after 20 to 30 years.
It has been proven that development of liver cancer and leukemia occur in these later stages.
Next, I would like to talk about iodine-131.
I131 gathers in the thyroid gland but the greatest chance for damage occurs in small infants where their thyroid gland is still developing.
In 1991 when Ukranian researchers discovered numerous cases of thyroid cancer occurring, Japanese and American scientists could not prove conclusively
that iodine-131 was the direct cause of thyroid cancer in a report they submitted to the science magazine "Nature".
The reason they could not prove statistically the relation between I131 and thyroid cancer over a 20 to 30 year period was because there was no data existing on the subject before 1986.
However, what they were able to determine statistically is that it would take 20 years as Prof. Nagataki mentioning about earlier.
The fact that a peak occurring from 1986 disappeared was evidence enough to show that effects would occur in 20 years without the need for prior data.
In other words, to show epidemiological proof is extremely difficult as the entire physical process over time has to end before arriving at conclusive proof.
In light of this, completely different methods are demanded of us if we are to tackle the problem from the perspective of protecting our children.
One hint at an answer comes from Prof. Shoji Fukushima from the National Bioassay Research Center where they conduct research on the effects of chemical substances.
He has dedicated himself to researching substances which gather in the urinary tract of Chernobyl victims.
Prof. Fukushima's team has worked on over 500 cases in consultation with doctors from the Ukraine.
These cases involve surgery on prostate glands so enlarged that the bladder would also get removed when operated on.
Further investigations into these cases show that even trace amounts of radioactivity such as 6 becquerels per litre of urine would cause a very large increase in the number of P53 gene mutations from patients in highly contaminated areas.
Reports also show that this pre-cancerous state is made worse with the high chance of developing cancer on the outer walls of the bladder.
This is the result of malignant bladder inflammation that is sure to develop through the activation of P38 MAP kinases and NF kappa B signal genes (by the alpha rays).
After knowing these facts, we were appalled to discover reports showing 7 mothers from Fukushima having breast milk with radioactivity measuring 2 to 13 becquerels.
Please turn to the next page.
We at the Radioisotope Center have been continuing to send teams of about 4 people every week to assist with decontamination efforts 700km away in Minami Souma.
I would like to say that it is completely meaningless to seperate afflicted areas by 20 kilometres or 30 kilometres etc.
We must perform detailed measurements of radioactivity at each individual kindergarten.
Minami Souma's central district is near the ocean and 70% of its school have relatively low levels of radioactivity.
There are buses that pick up 1,700 children living in the areas at the 20 to 30 km range and bring them to school.
The schools they are brought to are located in areas beyond the 30 km range but have been found to have high levels of radioactivity.
We are in effect spending one million yen every day in the forced transport of children into areas with high radioactivity.
I urge you to stop these sorts of initiatives as soon as possible!
Next, the biggest problem we see currently are rules stating that without a forced evacuation being issued victims are not eligible to receive compensation.
These were being discussed by then-president Shimizu of TEPCO and Mr. Kaieda, Minister of the Economy, Trade and Industry.
I urge you all to please seperate these issues!
Please seperate the issues of compensation from the protection of our children as soon as possible.
I urge you all to please focus all of your efforts on protecting our children.
Another point I would like you all to consider is the clear differences between emergency decontamination and long-term, permanent decontamination measures.
Our team has been duly conducting emergency decontamination efforts in the disaster areas.
I would like to show an example of the decontamination work that we do such as this playground slide shown in this illustration here.
The hands of small children may come in contact with the ground below after sliding to the bottom.
We found that rainwater that has flowed through the slide acts to increase concentration of radioactive materials in the ground at the bottom of the slide.
Areas to the left and right of the slide show different levels of radioactivity with a noticeable concentration of radioactivity on one side.
Although the average radioactivity level for the area is 1 μSv the highest point concentration measured over 10 μSv.
We must work quickly to decontaminate these kinds of areas.
We must also pay attention to other areas such as moss growing under drain pipes of gutters.
These are areas where children may come in contact with.
If we could, for example, apply high pressure water washing to clear the moss away, an initial reading of 2 μSv could be reduced to 0.5 μSv.
Even so, it is extremely difficult to reduce the radio activity of an area below 0.5μSv.
To clear radioactivity from one particular spot could be achieved but to decontaminate buildings and trees for an entire area is extremely difficult.
Therefore if you really want to decontaminate an area, one must figure out just how big of a problem it is and how much it will cost.
For example, the cost of decontaminating 1500 hectares of the approximately 3000 hectares contaminated by cadmium in Toyama Prefecture has cost Japan about 8 trillion yen.
If we were to attempt to decontaminate an area 1000 times that, just how much money would be necessary?
With that in mind, I would like to propose four emergency contingency plans.
The first plan is to drastically improve our infrastructure to measure the radioactivity in our food, water and soil.
We need the latest equipment that allows imaging using semi-conductors and the creation of efficient workflows as a matter of national policy.
It is entirely possible to implement this plan given the technology we possess in Japan.
The second plan is to enact new emergency legislation to minimize internal exposure of radioactivity to our children.
For instance, everything I have been working on so far is in violation of current law.
Current nuclear safety laws have defined the quantity and types of radioactive material each facility is permitted to handle.
Although all 27 radioisotope centers at the University of Tokyo have been mobilized to support communities like Minami Souma, many of the centers do not have legal permission to handle cesium.
Transportation of radioactive materials using automobiles is also illegal under current law.
However, we could not just leave highly radioactive material with mothers or school teachers etc.
So currently we pack the contaminated material into large metal drums and transport them back to the University for decontamination.
Accepting radioactive material in this fashion is also a violation of current law. Everything we have been doing is a violation of current law.
This sordid situation is due to the neglect of the government.
There are many places like radioisotope centers in national universities who possess the latest equipment from germanium counters and better all over the country.
With all of these facilities being unable to act due to current law, how can we expect our citizens to pool their resources to protect our children?
This situation is the result of complete and utter negligence by the government!!
The third plan I would like to propose is to procure equipment for decontamination from the private sector as a matter of national policy.
For example, any of these chemical manufacturers like Toray and Kurita, manufacturers of decontamination equipment like Chiyoda TechnoAce, Atox and Takenaka Corporation possess the equipment and knowledge to deal with radioactive contamination.
With the equipment and manpower from the private sector procured, a decontamination center should be established immediately in the disaster area.
Because this decontamination effort will cost Japan tens of trillions of yen and the existence of many competing private and public interests, I truly fear that this needed public works project will never get off the ground.
Given the state of our country's finance, there is no way they can spare money for the decontamination effort.
Just how will we be able to decontaminate the disaster areas?
70,000 people have been left to fend for themselves after being forced from their homes!
Just what in the HELL has the government been doing?!
That is all I have to say.

------- 引用終了



posted by kewpie at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 震災・原発事故
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