自宅に戻ったときに、「プライベートなIPアドレスが割り当てられました。接続が制限されています。」という表示が出て、インターネットに正常に接続できなくなっていることがあるのです。

このキャプチャ画面は自宅でのものです。自宅のWi-FiはIPアドレスが192.168.*.*になるはずなので、エラーメッセージの「プライベートIPアドレス」というのは一般的な意味とは違うようです。
マニュアルで確かめてみました。

アクセスポイントを選択して接続するときに誤ったパ
スワード(セキュリティキー)を入力した場合、[プ
ライベートなIPアドレスが割り当てられました。接
続が制限されています。]と表示されます。パスワー
ド(セキュリティキー)をご確認ください。なお、正
しいパスワード(セキュリティキー)を入力しても
[プライベートなIPアドレスが割り当てられました。
接続が制限されています。]と表示されるときは、正
しいIPアドレスを取得できていない場合があります。
電波状況をご確認の上、接続し直してください。
簡単に言うと、入力をしたパスワードが間違っているということが原因のようですが、そもそも、自宅に帰ってきたときに、手動でWi-Fi接続に切り替えたのではないのでパスワードの入力をしていません。
自動的に切り替えてくれたときに、当初のWi-Fi登録時に入力をしたパスワードが入れられなかったということでしょう。
一旦Wi-Fiを切って正確なパスワードを入れることで正常な接続が出来るようになるのですが、N-04Cのときにはこんなトラブルはありませんでした。どうしてでしょう。
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追記
169.254.*.* というのは、特殊なIPアドレスだということがわかりました。
http://121ware.com/qasearch/1007/app/servlet/relatedqa?QID=007459
無線LANを設定しても通信できない場合、下図のように「169.254.・・・」で始まるIPドレスが表示され、 インターネットやルータ経由によるパソコン同士の通信ができないことがあります。 (「169.254.・・・」が表示される原因については補足をご覧ください。)
という記述があります。
さらに、
http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/NT/WinNetCom/20040225/4/
には、専門的な説明があります。
前述のようにDHCPによるIPアドレスなどの自動割り当てには、DHCPサーバーが必要になる。小規模なシステムではそれは面倒だ。そこで、DHCPサーバーがないネットワークでもIPアドレスなどを自動的に割り当てるAPIPAが作られた。コンピュータのTCP/IP設定を[IPアドレスを自動的に取得する]にしておくと、169.254.0.1から169.254.255.255までの範囲にあるIPアドレスを選択して設定する。このIPアドレスは、前回紹介したプライベートIPアドレスとは別に予約されているものである。
今回の症状は、我が家の無線ルーター圏内にF-10Dが入ったときに自動的にWi-Fi受信に切り替えられるべきときのみのものです。従って、我が家の無線ルータがDHCP機能を正常に発揮できないことが原因であると思われます。
N-04Cにはでは手動によるWi-Fi切り替えですからこのトラブルはありませんし、F-10Dでも一旦Wi-Fi接続を切って接続し直すと必ず正常に接続できるようになります。