その名の通り、2001年の放送の録画です。それで編集に当たり迷うことが1つあります。放送時の縦横比4:3のままDVD-VIDEOにするのか、左右に帯を付け16:9にしてするのか…。
通常ならば左右の帯の無駄な情報を減らすことで少しでも高画質にするためには、4:3とするのが有利ですが、元の「録画」の画質は横500pxの、しかもぼんやりとした画像ですので、「少しでも高画質」ということには事実上あまり意味がなさそうです。
そこで、16:9にすることに決定。

でも、この放送は興味深いことをやっていました。当時の放送として縦横比は4:3なのですが、コンサートそのものの録画は16:9で行われていたのです。
ですから、歌(演奏)の場面になると上下に黒帯が付き、これを16:9の画面に入れると、上下左右に黒帯が付くことになってしまいます。

(左右の帯はシステムが作り出す「黒」なので真っ黒。上下は録画やファイルの変換を経てきて「灰色」になっています。実はこれでも多少の画質調整はしています。)
大きな、いわば額縁がついた状態になってしまいます。ぼんやりした映像なのでこれでもいいのですが、例えばこれをiPodで見るときには、画面一杯にしたいものです。
そこで、歌(演奏)の場面だけは16:9の比率を生かすように、クロップをしてエンコードしました。

実は私が今回企んでいた試みは、これで終わりではありません。
上述の「上下左右黒帯」の演奏(歌)には、下の帯に歌詞が表示されるのです。ということは、16:9にクロップをすると当然歌詞が見えなくなってしまいます。
そこで今までやったことはないのですが、「マルチアングル」のDVDを作ってみようということでした。
ただ、マルチアングルの作成の方法が分かりません。HELP画面を開くと、「映像・音声の多重」ということが出来るようなので、やってみました。
作られたその多重ファイルを読み込んでみます。
そうすると、音声は2つが勝手に取り込まれていますが、映像に関しては2つのうち一方を選択することになります。
ということで、結局、マルチアングル機能を持ったDVDはTMPGEnc DVD Authorでは出来ないようです。
ちょっと残念でした。
2枚のディスクに別のものを作るしかなさそうです。
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追記
マルチアングルのDVDを作れるソフトはかなり高価で、つまり初心者向けのものはないようです。単に「需要が少ない」「ソフトの価格を安くする」と言うためではなく、次の記事をちょこっと読んだだけでも、本当のマルチアングルDVDを作るのはかなり面倒なのだと分かりました。
http://blog.dgcr.com/mt/dgcr/archives/20020709000000.html
クリスマスの約束の2001,2002,2003をDVDにて手元に置きたいのですが、パラビでは視聴可能なのですが、ダウンロードが出来ません。
できたらステレオにて再生したいので、もしデータをお持ちで、DVDにて対応できるのであれば、お願い出来ないでしょうか。
手数料等はお支払いさせて頂きます、よろしくお願い致します。
コメントを頂いていたのに見落としていました。すみません。
お問い合わせの件には基本的に対応できないのですが、お返事が遅れたお詫びに、ちょっと考えさせていただきます。webmaster2012@qp.jpn.orgにメールをください。
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