N-04Cでは、FoxFiを使うことでMVNOによるインターネット接続でもWi-Fiテザリングが可能になったのですが、F-10Dでは何度も試行錯誤をしましたが、結果的にダメでした。FoxFiを作っているソフト屋さんも日本の富士通製のスマホなんて相手にはしないのですね。N-04Cでは「たまたま、うまく使えた」ということでしょう。
仕事の性質上、それほど外でパソコンを使ったインターネット接続の必要はないのですが、それでも以前、たった5分程度の接続のために、何だかんだで5000円も出費したことが2回もありました。計1万円 (-_-)。
また、職場のインターネット接続は制限が強くて、使い物にならないときがあるので、やはり手軽に(フルの)インターネット接続をしたいと思ってきました。
そこで…Wi-Fiテザリングほどスマートではありませんが、USBでのテザリングをしてみることにしました。
結論を言うと、「できました」。
やり方はいろいろあるのでしょうが、せっかくFoxFiを購入したのでFoxFiを使ってみることにしました。
1 パソコンに、PDA Net(ドライバー)をインストールしておきます。
1 スマホ(F-10D)のUSB debugモードをonにしておきます。
3 F-10Dにインストール済みのFoxFiを起動します。
4 "Activate USB Mode"にチェックを入れます。

だいたい↑こんな感じの表示になりますが、実際にはちょっと違います。
(1)最初は、「パソコンにPDA Netのドライバーを http://pdanet.co/a/ からインストールせよ」のようなメッセージが出るので、それに従います。
(2)ドライバーを入れた後に、チェックを入れようとしても「ドライバーのバージョンが古い」というようなメッセージが出て、チェックが勝手に消えてしまいます。しかも、バージョンを確かめて見ると最新バージョンです。しつこく何度もチェックをいれる作業をしている内に、消えなくなりました。

※今、このキャプチャ画像を見ると、私の勘違いに気づきました。バージョンが違うのはパソコンのドライバーではなく、スマホ内のPDA Netでした。(^_^;) 実は、F-10DにはPDA Netを入れていません。
(3)何度もチェックを入れようとします。その結果、connectedと表示されます。

5 以下のようにパソコン側で表示されます。

通常使っている、WARPSTAR(ADSLモデム)と並んで、PDA Netへの接続が「ホームネットワーク3」と表示されます。
ただし、ネットワークのアイコンとインターネットのアイコンの間に×が表示されます。
6 このように2種類のネットワークを通して状況に応じてパソコンが2つを切り替えながら、インターネットに接続するのが可能なのかどうか、私には分かりません。とにかく、WARPSTAR側を切断しました。
7 これですっきりと接続したかというと、そうではありません。×が消えても、ブラウザでどこかのページを開こうとすると接続されていなかったりしますし、ときどき×が表示されたりします。
8 パソコンのタスクバーにあるPDA Netのアイコンをクリックして、設定を見直してみました。


一通り、いじってみましたが、特に見直さなければならないような項目はありません。デフォルトでいいようです。
9 そんなことをしているうちに、安定して繋がるようになっていました。
実はこの記事を書きながら接続をしてみようとしたのですが、苦労をしました。何かが問題なのかよく分かりませんでした。
今のバージョンのFoxFiではスマホ中にPDA Netをインストールするように指示が出ますが、なくても大丈夫のようです。実は入れたら逆にうまく動作しませんでした。
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追記
1 今は、簡単に接続・切断ができるようになっています。
2 パソコンへのPDA Netのインストールの仕方については、次のページにていねいに書かれています。
http://www.teradas.net/archives/2423/
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追追記
FoxFiではなく、スマホにPdaNet+の使い方を改めて書いてみました。
→F-10D+MVNOでテザリング
FoxFiは、Wi-Fiでのテザリングを新しい機種に対応するようにプログラムを改善してくれているようですが、日本の機種については相手にしていないようです。ですから、Wi-Fiテザリング対応機種に名前が挙がっていない場合は、ほぼ駄目、と考えて良いと思います。
BlueToothの使えるパソコンを私は持っていないので、そちらについては分かりません。