北海道行きが決まった1年前から計画をし、確実に行えるように6月から献血間隔や献血の種類を調整し、さらに8月4日の予約まで行い、無事「札幌での献血」を行えました。左のカードが今回の記録です。右のカードは13年前に、同じ札幌で献血をしたときに、頼み込んでもらった北海道でしか使えないカードです。
アスティ献血ルームは、JR札幌駅前のビル「アスティ45」の7階にあります。

その存在を知らなければ、ビルの前を通っても通り過ぎてしまいます。さらに、中に入っても、このような小さな表示があるだけです。多くのテナントの1つとして入っているだけですから、仕方ありませんが。
私の行きつけのルームは、1階にあって、しかも通りに面しているので大きな表示がしてありますが、大きなビルの7階ではしかたないのでしょう。
7階に上がるとこんな感じです。

廊下の奥へ進むとガラス張りの明るい個所が見えてきます。

ごらんのとおり、扉もガラスで品の良い感じですが、「アスティ献血ルーム」の文字ははっきりと、たとえば白い縁取りをつけるなどして、はっきりと見えるようにした方がいいと思いました。

ルームに入ったのは午後1時。職員の人が「すみません。休憩時間になっちゃいました」と声をかけてくれましたが、もちろん承知の上です。コンビニで買った昼食(そばとおにぎり)を、職員に断ったうえでルームの窓際で食べさせてもらいました。「コンセントがあればスマホの充電を…」というつもりでしたが、「使用は控えてください」の表示があり、あきらめました。
飲み物はいつもの通り「飲み放題」です。(笑)
飲み物の自販機(「販」といっても無料ですが)やロビーの写真を撮ったのですが、なぜか「ファイルエラー」で読み取れません。
さて、「所変われば」です。受付自体が個室(2つ)になっていて、2枚の問診票への入力もセルフサービスではなく、職員の前でやります。
今回は心電図もとりました。1年前の広島でもとりましたが、1年経過ということで、そうなることは分かっていました。
問診は特に他の地域のルームと大差はありませんでした。
面白かったのは、採血のカウンターのそばにあった注意書きです。
○携帯電話はマナーモードにしておいてください。
○飲み物は持ち込まないでください。
という趣旨のことが書かれていました。
「マナーモード」ということは、「電源ONは構わない」ということです。
そんなわけで、F-10Dで撮影をさせてもらいました。
これは「腕が冷たいですね」と言われて、肘のあたりに撒かれたタオルです。中にカイロみたいなものが入っているらしく、暖かでした。
採血ルームです。全部で15床くらいあったでしょうか。
採血をしながら、看護師さんと「飲み物は持ち込めないんですね」と話すと、「しびれますか?」と言われたので「ええ、いつも」と答えると、「しびれる人にはカルシウムの飲み物を飲んでもらうんです」と言ってベッドのすぐそばにある冷蔵庫から、紙パックの「カルシウム飲料」を出してくれました。
カルシウムがしびれに効くというのは聞いたことがありますが、採血しながらこういうのを飲んだのは多分初めてでした。
この写真を見て思い出しましたが、前回札幌で献血をしたときにすごいと思ったのはベッドの上で好きなビデオを見られることでした。私は「タイタニック」を見て、当然見終わらなかったので、自宅に帰ってきてから続きを見た覚えがあります。
上の写真の通り、今はケーブルテレビが見られるようにしてあるそうです。利用者の便もさることながら、著作物の扱いやテープの保管場所・管理などの面倒がないからでしょう。
献血後は時間つぶしも兼ねて休憩をさせてもらいました。ロビーの一角に「パン」があって、献血者は2つまでもらって食べることができます。(同伴者はダメ)
献血直前に昼食をとったばかりでしたので、記念に1つだけもらって食べました。

「パン」というよりも、アップルパイという感じで周りに砂糖がまぶしてあるものでした。甘党の私はおいしくもらいました。
記念品は、ティッシュペーパーとシリコン・ラップでした。「北海道的」なものを期待していましたが、考えてみれば通常ここで献血をする人は地元の人ですから、日常的なものでいいわけです。
前回札幌で献血をしたときにもらったカードの裏面を改めてみると…
(平成)12年8月4日。つまり、12年前の同じ日でした。
アスティ献血ルームのみなさん、お世話になりありがとうございました。おかげさまで、快適な献血の旅ができました。