ホテルには売店がなかったのでどこでお土産を買うか迷い、札幌駅で買うことにしました。実は献血ルームの看護師さんに駅前の大丸で買うことを勧められましたが、事前に立ち寄った時にその雰囲気の売り場が見つからなかったのでキャンセルです。この写真のツートンの建物が大丸です。

大丸のすぐ前に、このようなビアガーデンがあるのが、北海道らしいところです。
確か13年前に来たときもあったような記憶です。
20:20発の便ですから時間的な余裕はあるはずでしたが、お土産を買うのに手間取ったりしたので、「飽きるほどの時間」は結果的にありませんでした。
まず、札幌から新千歳空港までですが、2日はバスを使いましたが、帰りは電車を使うことにしました。時間や金額のこともさることながら、いろいろな乗り物に乗ってみるのは、何事も経験という観点からよろしいことですから。
札幌駅のホームに立っての最初の印象は、
1 うるさい(騒音が)
2 暗い
の2つです。
となりのホームを見ると、こんな電車が…。
運転席部分がかっこいいなと思いましたが、ステンレスの車両の先頭が真っ青でさらに緑色の帯。大胆な配色です。Tiltと書かれていますが、カーブで車両が傾いて、比較的高速で安全に回れるような仕組みになっていることを示しているのでしょうか。
この車両の上を見ると、パンタグラグがないようでしたので、ディーゼルの車両だったのでしょうか。そういえば、北海道にはディーゼルの車両が多いと聞いた覚えがあります。駅の中がうるさいのはそのせいだったのかも知れません。
こんな表示も出ていました。
半年前くらいだったでしょうか、北海道内のトンネル内の火災がありましたが、そのことを言っているのか。それとも、別にまた事故なのか…。
さて、札幌から新千歳空港まで約40分。
チェックインカウンターに向かう途中には土産物店がありました。
2階の売店の一角をふと見ると、「じゃがポックルの販売はお一人様5個まで」。え、札幌駅の売店では「3個まで」と言われて希望の4箱を買えなかったのです。
もちろん、札幌駅でも買い足すことはできましたが、宅配の発送はしてもらえないので、空港まで来て1つ買い足し、バッグの中に入れました。
ふと思いました。かさばるのはいいけれども、重さは大丈夫だろうか。昨年の広島行きの際の荷物は行きの時点ですでに20kgを超えていました。そのときの「20kg」の感覚を忘れていました。
今回は持ち込みが10kg、受託は私の場合20kgです。どちらかが超過してもうまく配分をすれば、追加料金を取られずに済みます。
Jetstarのカウンター前に行くと、チェックインの手続きのお姉さんより前に、受託手荷物のセキュリティチェックする男性が待ち構えていました。
「あのう、この重さ、計ってもらえますか?」と尋ねると、「重さはここでは計れません」というつれない返事。
ロビーをうろうろしているうちに、NHKの仕事ハッケン伝で見たグランドスタッフのことを思い出しました。ANAのそれらしき人がそばを通ったので、「お忙しそうなのにすみませんが…」と声をかけ、荷物の重さを計りたい旨を伝えると、快く計りのところまで案内してくれました。(とても好感の持てる対応でした。)
さて、持ち込み手荷物の計測です。
ぎりぎり10kgを超えていません。
次は受託手荷物の計測です。
何と、背負っていたバッグと同じ10kg弱しかありませんでした。何の心配も要りませんでした。
少しでも持ち込み手荷物を軽くするため、ラップトップパソコンを受託手荷物に移したいところですが、一応「預けられない品目」になっているので、背負うことにしました。
Jetstarのカウンターはターミナルビルの端なので、このように混雑とは無縁です。
チェックインカウンターで、WEBチェックインでプリントアウトしておいた搭乗券を示すと、危険なものはないかなどを尋ねられたうえで例のシールを貼られたうえ、「あちらの0番ゲートへ」と言われ、セキュリティチェックへ。
成田で要領が分かったので今回は丁寧に、一つ一つリチウムイオンバッテリーを出したりはせずに、携帯電話やスマホなどを少しトレーの上に載せて、こちらの「姿勢」を示すに留めました。うっかりズボンのポケットにデジカメが入れたままで、ビー。カメラを出して、今度は無事にゲートを通過しました。
0番ゲートを目指していくと、人ごみに突き当たりました。

そこは0番ゲートではなく、Air Asiaを利用する旅客が集まっていたのでした。

どうやら遅延によって、次から次へと人が集まってしまったようです。
さて、私はちょっとうろうろした末に、0番ゲートを目指して上の階へ。

え、階段? 健康にはいいですけど…。
さっきのAir Asiaの状況とは一変し、がらがらです。
余談ですが、「搭乗口」の日本語表記に加え、
Gates (ハングル) 登机口 登機口
の表記が見えます。最後の2つは、簡体と繁体の表記ということですね。
「机」でも「機」でもいいのですが、机(機)に登る口ということで、分かりやすいのですが、日本語の搭乗口は「搭」「乗」の2つが同じことを言っている無駄がありながら、「何に」乗るのかが分からないということに気づきました。
階段と並んでエスカレーターがありました。
つまり、セキュリティチェックから最短距離で来れば、このエスカレータに乗れるのでした。
ロビーをうろうろしていると、遠くに787の姿が見えました。

こころなしか、寂しそうです。本来ならば花形になっていたはずです。飛行機嫌いで787に乗る人は不安でしょうね。私なら今すぐにでも喜んで乗りますが。
ゲートの確認ができたので、夕食の入手です。0番ゲートのロビーは閑散としていて、自販機が1か所、トイレも1か所しかありませんでしたので、再び階下へ行きました。
ずっと歩いてみましたが、弁当はすべての売店で「完売」でした。一番遠くにある(つまり0番ゲートとは反対の北端)の売店にわずかにパンが残っていたのでそれを購入しました。北海道の最後の食事がパンとはちょっとがっかりしました。
チェックイン前に買っておけば良かったと思いましたが、後の祭り。
0番ゲートに戻る途中、ガラス張りの喫煙所があって、そこに貼ってあるポスターが目を引きました。
「タバコを買ってね」という内容ではなく「喫煙はマナーを考え、周囲の人には迷惑をかけないように」という内容でした。JTが作ったポスターです。
でも考えてみると、結局は「気を付けて吸い、タバコも買ってね」というわけです。マナー中心の内容で、喫煙者の健康にはもちろん触れられていません。
大きく撮影したつもりでしたが、あとでファイルを開いてみると文字がよく読めません。
jtのサイトにポスターのPDFファイルがありました。
念のため、ここにも置いておくことにします。
19:40の写真です。
実は、私の乗る飛行機の搭乗のようすではなく、前の19:35発予定のGK118便の搭乗の様子です。つまり、大分遅れたわけで、多くの旅客はまだかまだかと、そわそわしていました。
LCCを使うとなったら、1時間くらいの遅延は覚悟しておけば、本当は気にならないのですけどね。
とはいえ、私の乗る最終便の場合、降りてからのバスも乗り過ごせませんので、遅れないことを祈りました。
さて、ちょっとの遅れでGK120便の搭乗が始まりました。
私の座席8Fからの眺めです。

エンジン先頭部の位置になります。これからA320に乗る人は参考にしてください。
斜め後ろを向くとこんな感じです

翼やエンジンが邪魔になりそうですが、斜め前方を見るには邪魔ではありませんし、写真を撮るには機体の一部が入るのはわるくありません。
ただし、私の場合は夜間で「全く」と言っていいほど何も見えませんでした。高度1万メートルの高さから東北地方の山間部を見ても、明かりが見えることは期待できません。

予想通り、出発時刻の遅れを取り戻すように早めに到着しました。
なかなか扉が開かず、「せっかく早くに到着したのに…」と思いましたが、ボーディングブリッジではなく、今回もタラップを使っての降機(こんな言葉はないようです。「搭乗」の反対は何というのでしょう。)なので、タラップの準備に時間がかかったのかも知れません。
降り際に、シートを上から撮影してみました。
Jetstarのシートの写真はあちこちにアップロードされていますが、この角度での写真は目にしたことがありません。まあ、あまり意味もありませんけど。(笑)
バスに乗ると目の前にはAirAsiaの機体がありました。
写真には9:57という時計の表示が見えます。余裕の到着でしたが、これからターミナルビルへバスで移動し、さらに受託手荷物を受け取るのですから、バスを使って飛行機に乗り降りするJetstarの場合のバスや電車の乗り継ぎはかなり時間に余裕を見ておく必要があることが分かります。
また、ふと思ったのですが、バスは乗客がいっぱいになるまで出発しません。つまり、飛行機で前の席に座っても、ボーディングブリッジを使うのでなければ、それほど早くターミナルビルへ行けるわけではないのです。実際、私は8列目でしたが、これが最初のバスです。
バスの定員が分かれば、何番目のバスに乗ることになるのか、大体見当がつくことになります。
さて、受託手荷物を受け取った後、急いで第2ターミナルビル1階南口へ急ぎました。
バス停に行きましたが、本当にこの場所でいいのかと迷いました。スマホで確かめると、間違いなさそうです。係員(高校生のアルバイト?)が、予約のチェックをして、アルファベットで名前を自分の手帳に記録していきましたが、ちょっとローマ字が苦手そうでした。

ほどなくバスが到着。

結局東京駅には予定よりも5分ほど早く到着してくれました。八重洲口に大急ぎで向かい、電車に乗り込んで帰宅していったのでした。
Jetstarによる北海道行きは無事に、予想以上に無事に予定通りに完了したのでした。
おわり