2013年08月29日

航空機撮影の疑問が解けた

 タイトルは大袈裟ですが、私にとっては長い間の疑問がようやく解けました。
 少し前にも書きましたが、飛行中の航空機の姿…いや、航空機の飛行中の姿か…は美しいものです。

ana01.jpg


 美しいと感じる他に、どうやって撮影しているのかが長い間の私の疑問でした。



 1キロ(もっと遠くでも?)の接近でも「ニアミス」と言われる位なので、そんなに接近できないのではないかと、旅客機好きの友人に尋ねると、「遠くから撮影している」という回答でした。
 でも、澄んだ空で望遠レンズを使うとは言え、離れれば鮮明で、安定した映像を撮るのは困難です。

 こんなシーンから、
ana02.jpg

すぐに前に回り込んで
ana03.jpg

こんな角度からの映像に短時間で撮影角度を変えるのは、キロ単位での距離からの撮影では困難です。

 今日見た、「B777」というビデオでその撮影方法が分かりました。
 予想通りでしたが、やはり小型ジェット機を使います。

ana04.jpg


 自分自身の機体の陰がB777の機体にはっきりと見えます。
ana05.jpg


 かなり接近している様子です。
ana06.jpg


 意図的に、計画的に、同じ方向へ飛行するので、ニア「ミス」ではなく、お互い安全に飛べるのでしょう。確かに、戦闘機などは雁行飛行なんていうのをするくらいですから、(多分)それほど機敏な動きの出来ない大型旅客機に対して、小型のジェット機が上下左右前後へと相対的に位置を変えることは可能なのでしょうね。

 アストロビジョンと呼ばれる撮影装置を使っています。
ana07.jpg

 この写真でも機体の上にちょっとだけ黒い出っ張りが見えます。これでしょうか。

ana08.jpg

 これは下向きですので、機体の上と下に付いていて、監視カメラのように自由に角度を変えて撮影をするのだと思います。

 「アストロビジョン」で検索しても、撮影ではなく映写する方の「アストロビジョン」ばかりが見つかってしまいます。

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追記
 http://www.claylacy.com/ にあるのが、お目当ての「アストロビジョン astrovision のようです。


 こんな映像も公開しています。
 「こんなに接近して撮影できる」ということを強調してか、あるいは「機体のCM」のためか、大写しで昼光で単調です。音楽もミスターロンリーというわけには行きませんが、何かしゃれたBGMを流せばいいのにと思ってしまいます。

 ありました。BGMに合わせて飛行している…

ように、見事に編集されています。
 
 でも、ウィンナ・ワルツに合わせて、最後の方では軍用機が飛んでいるのは、嫌な印象です。

 しっくりこないBGM。


 撮影機自身が写り込んでいるシーンです。こんな近いところから、787の飛行する姿を肉眼で見られたら
素晴らしいですね。
ana_boeing787.jpg


posted by kewpie at 23:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 航空機
この記事へのコメント
私もずっと『どうやって撮影してるんだろう』と思っていたんです。
嬉しいですヽ(^o^)丿

10年前は札幌名古屋間で北アルプス・白馬槍ヶ岳穂高の撮影にこって、空港Uターンしたほどですが、
以後はずっと羽田離陸時の東京高層ビルの撮影に変わりました。
ジェットスターだと成田なので無理ですが、羽田→千歳はA席必須ですよ!
今航路が変わり、千歳→羽田でA席で真下に六本木を通る筈だったのですが・・家庭の事情&コロナで2年半も飛行機に乗れていません(´;ω;`)ウッ…
あ、飛行機からの1番の景色はハワイ行きで星を視線の下に見えたことです。夏ペルセウス座流星群の時で、流れ星も5個見えたことです(流星群は12月のふたご座が最高なのですが、安かったてるみくらぶ倒産したし‥もう夢です)
Posted by サッポロっこ at 2021年05月16日 17:49
戦闘機(具体的にはブルーインパルス)は、平気で(?)複数機が超接近する動画を先日見て驚きました。旅客機はサイズが桁違いの差ですからね。
空港Uターン→かなりのマニアですね!
航路が変わり→都心部を低空で飛行するようになったのですよね。コロナのせいで、私はずっと東京に行っていないので見上げることさえありません。でも、着陸時に上から地上を見るのは、素直に楽しいですよね。
ペルセウス座流星群→超レアな経験でしたね。そういった自然の美しさが見られるように、コロナ禍が去り、平和な世界になってもらいたいものです。
Posted by kewpie at 2021年05月16日 18:55
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