
「CapsLockはいらない」という人が多いようですが、私には必要な機能です。何文字も続けて大文字の入力する場合は、仕方なくShitキーを押しながら、片手で文字を入力していました。
今使っているキーボードK750は以前不具合を起こしたので、「またか」と不安になりました。
K750では、節電のためNumLockやScrollLockのLEDが内蔵されていない代わりに、画面上に表示が出るのですが、CapsLock(+Shift)を押しても表示が出ません。
K750には専用のツールがあって、CapsLockやNumLock、Insertなどを無効にするという機能もあるのですが、CapsLockは無効にしてありません。
「これは、キー自体の接触不良か」と思ったのですが、思い出したのは秀capsを使っていたときにおかしな動作…大文字に切り替わるのではなく2バイト文字入力への切り替わりになっていたことを思い出しました。そもそもその「おかしな動作」故、秀capsの使用を止めたのですが、キー自体は生きているのではないかと思いました。
そこで見つけたのが、キーボードテストツール(実際のファイル名はkeyboardtest.exeとなりますが、ウイルスでもそのようなものがあるので要注意)です。
これを起動して、いずれかのキーを押すと、押されたキーの名前とそのキーコードが表示されるというものです。

では、CapsLockはどうかというと…キーコードは表示されますが、キーの名前が表示されません。そしてそのキーコードは…記録をしておけばよかったのですが、たしか押す度に244と243と交互に表示されていたように思います。
こちらでは、243=「Esc」、244=「半角/全角」、CapsLockは一覧になし。
こちらでは、243も244も一覧になく、CapsLock On=256、CapsLock Off=257と、いずれにせよ、CapsLockのキーはキーとしては生きているけれども、本来の機能が働いていないことが分かりました。(あとになって考えてみると、CapsLockはshiftとの併用ですが、英数キーとしても機能していなかったことが分かります。)
類似の問題を検索してみると、「CapsLockを無効にする」という記述はあちこちにあるのですが、「CapsLockを有効にする」というのはありません。そして多くは、「CapsLockとctrlを入れ替える」というものです。一旦入れ替えて元に戻すという方法を考えましたが、戻し方(レジストリーの書き換え)が書いてありません。
Ctrlの一については私は不満はないので、入れ替えはしたくありません。
さまよったところ、こちらに
「元に戻す際は,regedit を用いて [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout] 内の Scancode を消して再起動してください.」
という親切な(分かる人には「当然」かも知れませんが)記述があり、しかもctrlとの入れ替えではなく、CapsLockをCtrlにするのみ、の記述がありました。
一旦無効にして、元に戻す(有効にする)ことができれば、今回の私の希望は叶えられます。うまくいかなくても、使えなくなっているCapsLockですから、構いません。
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout]
"Scancode Map"=hex:00,00,00,00,00,00,00,00,02,00,00,00,1d,00,3a,00,00,00,00,00
を、*.regとして保存をし、実行。再起動して、キーボードテストツールでCapsLockキーを押してみるとCtrlキーとして認識をしています。
今度は「元に戻す際は,regedit を用いて [HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layout] 内の Scancode を消して再起動してください.」を実行し、再起動。
キーボードテストツールで調べてみると、[英数/240」の表示となりました。

早速テストしてみると、大文字のロックが出来るようになりました。

ちょっとだけ気になったのは、キーボードテストツールでは、「英数」や「shift」の表示は出ますが、「CapsLock」の表示が見られないことです。
試しに、Shit+CapsLockをやってみると、ちゃんと表示してくれました。

めでたし、めでたし。
ついでに、秀capsを使わなくなってから不便になったことの解消をすることにしました。
私は、全角/半角の切り替えを頻繁にするので、ESC下の「半角/全角」キーに指を伸ばして、を押すのが煩わしいのです。
そこで、秀capsで設定をしていたときのように、スペースバーの隣の「変換」キーのみで切り替えが出来るようにしました。
ATOKの「プロパティ(環境設定)」を起動し、「キー・ローマ字・色」タブを開き、さらに「キーカスタマイズ」ボタンをクリックします。(一覧は無難な「ユーザー」を選択)
設定一覧を「キー」で並べ替え、「変換」を見つけ出します。
そして、元は機能が「変換/次候補」になっているのを、「日本語入力ON/OFF」に切り替えます。
これで、日本語入力ON/OFFが楽になります。本当は、となりの「カタカナ」キーも使わないので、日本語入力ON/OFFにしたいのですが、ATOKの設定にはないのかも知れません。(私のATOKは20010)
なお、キーの機能変更にはKeySwapというソフトがあるようなのですが、常駐ソフトは増やしたくないので、できるだけすでにインストールしてあるソフトで間に合わせたいというのが今の方針です。