日経WEBを開いたら、時節柄、郵便局での年賀状の処理について書かれていました。
郵便番号を使ったOCR処理が始まって何十年になるのでしょう。その処理速度はどんどん速くなっているそうです。今では毎秒15通、1時間で5万通(計算上は54000通。本当は、50000/3600=13.9通/秒かも)の処理をするそうです。
多分最初は郵便番号の枠の中の数字だけをOCR処理していたのでしょうが、今や手書きの宛名を全て読み込んでいるとのこと。紫外線に反応するインクを使って独自のバーコードもプリントして区分けに利用しています。
(一昨日受け取った年賀状を蛍光灯の下に翳して見ましたが、バーコードは見えませんでした。前は見えたのに…。より(人の目には)見えにくいインクに切り替えられているのかも知れません。)
OCRは私も常々使っていますが、限られた書体(日本語の場合は、せいぜい明朝とゴシックの2種類)で処理できるのですが、手書きの認識を高速でやると言うのは凄いと思います。
もっとも郵便物の場合は、住所という限定されたもので書式も限られているほか、郵便番号を記入してあるのでそれを参考にするそうです。
とは言え、毛筆を使った「達筆」!の宛名などを見させてもらうと感銘をするものの、郵便番号の枠など飛び出ているような、勢いのある文字は素晴らしと思いますが、OCRにとっては大敵です。もちろん、ちいさな子どものミミズのような字も駄目かも知れません。
そういったものははじかれて、そして手作業で区分けかと思っていたのですが、「手作業で」まではその通りになりますが、後の区分けを再び機械に任せられるように、何とキーボードで宛名(と言っても、番地までで名前は入れないかも知れません。)を入力して、バーコードをプリントするようです。
ということは、郵便局の手間を省き、人件費を下げるためには、せめて年賀状くらいは手書きではなく、PCを使ってプリンターで、きっちりとした文字で宛名を書く必要があるのではないかと思った次第です。
どうしても毛筆の立派な文字を書きたい人も、せめて郵便番号くらいは毛筆でなくペンで書くといいかもしれません。
手元の年賀状を見たら、1通、タックシールを使ったものがありました。個人からなのですが、パソコンが苦手な人で、宛名をうまく印刷出来ないのだと思います。従って郵便番号もタックシール上にプリントされて、宛名の文字も小さな明朝体です。
でも、郵便局にとってはこういう宛名の記載の仕方がありがたいのでしょうね。(番号が正確で明瞭ならば枠なんて関係ないはず。)
以上、手書きの下手な私の言い訳でした。(笑)
2014年01月03日
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記事のように、高速な区分機でかなりの枚数を処理していました。機械の個体(新旧の関係でしょうか)により識別率は異なりましたが、調子の良い時は90%前後で識別されていたかと思います。
あと、子供(幼児)の文字・ある程度整った毛筆も識別されていましたので、これも驚きでした
逆にプリンターで印刷されたものでも弾かれることもありましたので(というよりも体感で8割程度はプリンターの文字ですが)、読取り精度にプリンターか否かはさほど関係無いようです
なお、ほぼ確実に弾かれていましたのは、
>タックシール上にプリント
です。
特に郵便番号が小さい入力ですとOCRでの読取りは苦しいようです。
ですので、タックシールでの記載のほうが手作業にまわり、郵便局の手間としてはかかることにはなるかと考えます
※あくまでも手間がかかるかかからないかの視点です。
いやあ、勝手に私が考えたのと随分実態は違うのですね。意外で、勉強になりました。
日本郵政(JP)としても、郵便番号を書くことだけでなく、どんなふうに宛名を書く(プリンターを使う)といいのか、言ってくれれば強力は惜しまないのですがね。
役に立つコメントを、本当にありがとうございました。
あと番号が分からなければ無理して書かなくてもいいです。関係者なら都道府県+近場の市町村番号くらい分かります。間違った番号が書かれていると例外なく手区分行きになってしまうので・・・
おっしゃるようなことが、一般の人に浸透するといいですね。
小学校のお手紙教室(なんてやっているのかな)とかで、そんな話しをしてもいいかもしれません。高校生どころか、職場の成人でも「手紙の書き方を知らない」という人が少なくありませんが。