例えば、プレーヤの機能によっては、2ヵ国語で録画したものがモノラルとして認識されて、2ヵ国語の音声が一緒に再生されてとても聞き取れないという場合があります。
そんなケースがあったので対応をしてみました。
まずTMPGEnc DVD Authoring Works 5で読み取った任意のクリップの「クリップの情報」から、「音声の設定」>音声の参照>音声のプロパティ と進みます。
チャンネルモード判定の変更から「ステレオ」を選びます。
その後、忘れずに「適用」をクリックし、上の「チャンネルモード」が1chから2chになったことを確認します。
クリップの情報画面で、再び「音声の設定」を選び、二ヵ国語設定>左のみモノラル(L) を選びます。
音声ストリーム追加ボタンをクリックすると「音声2」が追加されるので、「音声ソース2(s)」の値が「音声1と同じソースを使う」になっていることを確認の上、さきほどと同じように「二ヵ国語設定」をします。今度は、右のみモノラル(R)を選びます。
カット&チャプターの画面に行き、「ソースの音声・字幕切り替え」のボタンをクリックして2ヵ国語になっていることを確認します。
なお、字幕データも読み込んでおけば、
1 日本語吹き替え
2 外国語+日本語字幕
というようなDVD-Videoが出来ることになります。

(プレビュー画面)
この場合、日本語字幕の内容や色、表示位置の変更は出来ません。また、背景が半透明の黒になっている場合も、DVD-Videoには「半透明」という色がないため、実際には真っ黒になります。
サイズの変更だけが出来ます。
なお、以上述べてきた編集はプロテクトされた録画データでは出来ません。運良く、プロテクトされていないデータが入手できた場合の話です。