2014年02月14日

こういう話は好きです〜ソチ・オリンピック

 朝日新聞の記事。

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(距離男子スプリント・フリー準決勝で、スキーが壊れたロシアのガファロフ(左)を助けようとするカナダのワズワースコーチ=AFP時事)



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「五輪のヒーロー」 スキー距離カナダコーチに称賛の声
2014年2月14日18時14分

(11日、スキー距離男子スプリント・フリー準決勝)

 ソチ五輪のスキー距離で、1人のコーチの行動がたたえられた。地元ロシアの選手が転倒し、スキー板が破損。その場を見ていたカナダのコーチが自分の持つスキー板を提供したのだ。ライバルを助ける姿勢には「五輪精神を体現するヒーロー」と称賛する声もあがった。

 11日に行われた男子スプリント・フリー。アントン・ガファロフ(ロシア)は準決勝を戦っていた。ヘアピンカーブに猛スピードで突入して転び、左足のスキー板が折れた。それでも、壊れたスキーのまま足を引きずりながらゴールへ向かおうとしたガファロフに、カナダのジャスティン・ワズワースコーチが駆け寄った。自国選手のために用意していたスキー板を履かせた。

 カナダやロシアの地元紙などによると、ガファロフは「転んで何も考えられなかった」とぼうぜんとした状態だったという。「とにかくゴールまで行きたかった。だれかが助けてくれた」と無我夢中に走った。トップから3分近く遅れて最下位でゴールしたが、ガファロフを観客は大歓声で迎えた。

 自身も五輪選手だったワズワースコーチ。「ゴールまで走りきって欲しかった。わなにかかって動けない動物を見たときにみなさんは放っておけないでしょう。それと似たようなこと」。気遣いがメダルの色とは違う、五輪の輝きを放った。(河野正樹)

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 メダル争いも興味を惹きますし、メダルを取る選手は立派だと思いますが、こういうほのぼのとした話題も、世界一を競い合うのと同じくらい、心に響くものがあると思います。

 ある競技に勝った選手やその出身国、あるいは負けた選手やその国を、それぞれ悪く言ったりするなんて最低です。スポーツ競技って競い合って楽しんだり、そのために自分の力を伸ばすことが目的であって、他の選手やその国を悪く言ったりするなんてこととは無縁のはずです。

 是非とも競技終了後には、勝っても負けても互いの健闘をたたえ合う、そういう姿があちこちに見られることを願っています。



posted by kewpie at 22:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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